17-18日に会合が予定されていたのに、たったの3日前倒しするためにアメリカ人が日曜の夜に集まって仕事するのがサプライズ!?
それほど現在の市場が動揺していて週明けのアジア市場が開く前に決めた方が良いという判断だったのでしょう。
しかしながら、先週末のNYダウはトランプのコロナ対策により9.36%の上昇で終えました。
市場への援護射撃を連発させた方が効くと考えたのかも知れませんが、一旦収まったのだから様子見て月火でまた下に突っ込んだらその時に発表して、なければ普通に水曜日の発表で良かったような・・?
土日に出た悪いニュースも鑑みて決めたのかも知れないが、このタイミングでコロナショックを収めて市場を一気に反転させようと目論むならパウエル議長は凄腕の相場師でしょう。
(身の丈で出来ないことはやるなって意味ね!?)
残念ながら週明けのダウ先物は1000ドル以上下落して第一印象としては緊急利下げが市場に逆効果だったように見えます。
ただ週末に欧米でコロナ関連の悪材料ニュースが出ているので、それに反応した結果大きく下げて
「緊急利下げでさえ」歯止めが掛けられなかったのか?
「緊急利下げしたから」更に市場参加者に動揺を与えて下げを加速させる逆効果になったのか?
についてはそのうち分析記事が出てくるでしょう。
何れにせよ、先週末の10%近い上昇で一安心なんてなる訳もなく「米大幅緊急利下げ」というカードを切ったにも関わらず、今週も市場の乱高下は続きそうですね。
週明けの日経平均を見ると前週末と変わらず17500円前後の推移でとても平穏に見えますが、NY時間では先物が18000円を超えていたので週末を挟んで1000円超の行って来いの結果金曜午後3時の終値とたまたま同レベルで始まっただけです。
パウエル議長は前回の利下げ時に、利下げで感染増加の抑制やサプライチェーンの修復を出来る訳ではないと身も蓋もない市場参加者の代弁をしちゃってます!?
ほな、1%の緊急利下げしてもね?もう弾切れさせちゃうゼロ金利だし。
しかし、とんでもない相場になってしまいましたね。
「リーマンショック後で最大」ではなく「リーマンショックに匹敵」から「リーマンショック超え」へとリスクが拡大していく展開もあり得ると想定してシートベルトを締めた方が良さそうですね。
身構えて弱気になるという意味ではなく、パンチを出すにもまずガードを固めないとあの時のようにやられちゃうかもという危機意識は忘れずに。

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