2020年05月04日

コロナショックで航空株買い増し後に全部ぶん投げ損切りのバフェットショック!?

ウォーレン・バフェット氏は2月24日の段階で「新型ウイルスは恐ろしいものだが株式の取引に影響することはなく、確実に買う方向に傾いている」とコメントしているので、この時点で割安ゾーンに落ちて来たと判断していたと思われる。
3月9日の段階では「市場は大げさに反応するものだ。これはブラックマンデーのようなものではない。これは兆し。招待なのだろう」とコメントしているので、この時点では売られすぎでバカみたいに安いと判断していたと思われる。

バフェットはコロナショックのお陰で株が安いから買い時とのメッセージを大衆に送りつつ、有言実行で2月下旬にはデルタ航空株を買い増したと報道されました。
ここまではリーマンショック時の言動行動と同様ですし、2月下旬の出動は早いなと感じたが打診買いに過ぎず3月中にも沢山仕込んでいるんだろうと思っていました。

ところが、5月2日のバークシャー株主総会で驚愕の事実が本人の口から明かされました!
なんと暴落でパニックに陥った未熟な個人投資家が取りがちな行動を2つも重ねていたとは!?
暴落初期段階で2月下旬のデルタ株買い増しは「間違いだった」と直ぐに損切りしていただけではなく、米航空4社の株を暴落中の3月か多少戻した4月には全て売却、つまりぶん投げ損切りしていたと明かしました!

その理由は「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3〜4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」から。
今から思えば、バフェット氏は新型コロナを恐ろしいとは言いながら言葉の端々に大したことなく大げさという含みを持たせて影響度をかなり過小評価していたように思います。

また、19年4月に米石油開発会社オキシデンタル・ペトロリアムの優先株を引き受けましたが、「当時は魅力的な投資先だった」と釈明しつつ原油価格の下落により「掘っても採算が合わない」と悲観的な見通しを示しました。
また、バークシャーの手元資金は3月末で過去最高を記録しているので、あの大暴落で損切りはしても買い漁りはせずに静観していたようです。

長期では米国株の成長を疑っていないようですが、短中期では「感染第2波が来たときに米国社会がどう反応するのか分からない」と慎重姿勢のようです。
第2波を想定して、3月大暴落のNYダウ18000付近でも「安い」という判断が出来なかったのか?アフターコロナの世界が見通せず適切な銘柄選択が出来なかったのか?
リーマンショック時の一貫した強気姿勢とは異なり、コロナショックに対しては(暴落当初はかなり強気だったものの)かなり慎重な態度に変わってしまったようですが、何がそうさせたのでしょう?

確実に言えることは、誰しもリーマンショック時よりも12歳の年を取りバフェット氏は現在89歳であり、8月には90歳になります。
リーマンショック時はまだ70代と若く(?)年を取れば慎重になるのかも知れません!?

それとバフェットという名前と威光の前に忘れがちですが、彼はもう90歳のじいちゃんです。
いつまでも衰えない判断力・思考力・洞察力・行動力を期待するのは酷というものだと思います。
もしかしたら、今回の間違いはそれ以上の理由はないのかも知れません。

生身の人間であり生物である以上は色んなことが衰えていくのは必然です。
勿論、経営者として引退していない以上批判は甘んじて受けなければならず、それが理由なら株ではなく盆栽をいじって過ごすべきということになるでしょう。

世界恐慌時の1930年に生を受けた株式投資の申し子が90年後のコロナ恐慌に判断を間違え動けない姿は何を表しているのでしょうか?
この90年がバフェットにとっても米国株にとっても素晴らしい時代だったことは確かだと思います。
何かの節目を意味しているのでしょうか?

バフェットファンの為に付け加えておきますが、90歳でのいくつかの失敗がバフェットの威光を翳らせるものではないと思います。
人間の90歳の爺ちゃんにいつまでもスーパーマンを要求するのが酷!?
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posted by 韋駄天太助 at 00:52 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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