株式市場の暴落時には真っ先に売られて大暴落するという従来の見方を覆して、3月のコロナショック時でも下落率は小さめでした。
その後はwithコロナでもafterコロナでもハイテクへの影響は小さい、いや寧ろコロナに見舞われている方が業績は押し上げられるという見方からグングン買い上げられて暴落前に付けた史上最高値を更新して6月上旬には初の10000に到達しました。
一旦下押しした後に6月一杯は10000前後で揉み合ったものの、7月中旬には10800まで上昇して現在も10500前後を維持しています。
アマゾンがコロナ暴落後に過去最高値を更新したのはなんと4月14日という速さでしたね。
世界中の人が家に籠れば籠るほど儲かるビジネスモデルと確認されました。
だからと言って、日本で近いビジネスを行っている楽天やヤフージャパン(Zホールディングス)の株価が高値を追う訳ではないのが彼我の差かも知れません!?
当然時価総額の高いGAFAMの上昇はナスダックのみならずS&P500も押し上げる訳ですが、日経平均や東証にはそういう役割をしてくれる銘柄が少ないですからね。
寄与度の高いソフトバンクもビジネスモデルがちょっと違うし、指数を押し上げる程の上昇はしていませんね。
アマゾンなんて景気が更に回復すればまだ買われそうだし、第二波で緊急事態宣言が再度発動されて皆がまた家に籠っても好材料と買われそうだし、これでは下げる材料がありませんね!?
利益予想に基づくナスダックのPERは34倍に達しているようですが、新常態(afterコロナ)に向けて高値は正当化されるのでしょうか?
ちょっと長い足で見るとこの上昇ペースでは続かずに反動が来るように思えますが、コロナ再悪化が追い風ともなりうるハイテク企業群のナスダック指数はその時も下落はS&P500指数よりマイルドに留まるのかも知れないし、高PERが否定されてかつてのナスダックらしい半端ない下げ方になるのかも知れないし、さて?

コメントを書く