2020年08月11日

withコロナで金のみならず長期低迷の銀価格も上昇気流でハント兄弟の呪いが解ける!?

NY金先物価格の上昇が止まらずに史上最高値を更新して2000ドル台に乗せて来ました。
理由は色々言われている通りのwithコロナで金に資金が集まり、これがバブルではなく2000ドル台定着するとの意見が多いのも理解はできます。

でも金価格はコロナだけで上昇した訳ではなく、2018年後半から右肩上がりで今年3月7日には1700ドルに達して3月21日に1500ドル割れのコロナ最安値を付けた後に2000ドルまで上昇をブーストしたのがwithコロナです。

金よりもコロナの恩恵(?)を受けたのが銀価格です!
金価格との連動性が強い銀価格は2011年に金が1800ドル超で前回の天井を付けた際に銀も46ドル台の高値を付けました。
2008年のリーマンショック時に銀価格は10ドル割れしていたので底から3年で4倍超の上昇でした。

しかし、以降は金価格の下落に連動して低迷しますが銀はボラが高いので下がっても半値にはならない金とは激しさが違います。
2015年末の14ドル割れまで4年間下落し続けてその後もほぼ横ばいで金価格が上昇に転じた2018年以降も含めて長期低迷推移して20年3月には再度15ドル割れまで下げました。

そこから金価格の後を遅れながら追走して現状の29ドル超えまで2倍の上昇は演じましたが2011年の高値にはまだ全然届きません。
史上最高値を更新し続ける金とは状況が異なるし、銀価格は2011年が史上最高値だった訳でもありません。

データの取り方で変わって来ると思いますが、銀価格が史上最高値を付けたのは日経平均より歴史が古く(?)1980年に付けた49ドル台です。
2011年はこれにほぼ並ぶ高値で31年の期間に及ぶ歴史的なダブルトップを形成した後に下落して低迷に入りました。

だから銀価格の30ドルなんてまだ全然バブルではなく、せめて40ドル超えてから言って貰わないとハント兄弟に笑われる(わかる人にはわかる)!?
銀価格の特徴は歴史的に大暴騰の後に大暴落して長期低迷を長いと数十年単位で続けて、また突然大暴騰したと思えば同じような推移を繰り返して右肩上がりで美味しい旬の時期は極めて短い。

さて、今回は31年ぶりに史上最高値を更新して50ドル突破することは出来るのでしょうか?
ただ、銀価格は落ちる時も底まで猛スピードの真っ逆さまでその後は長期低迷となるので要注意です。
銀価格にハント兄弟がかけた30年の呪いを解いて振り払い、天井を突破できるのか要注目です!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:28 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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