事実は小説より奇なり!
小説ならトランプ感染をどの章に持ってきてストーリーを作るでしょうか?
トランプは米国に飛び火する前にコロナウイルスをインフルエンザほど酷くなく直ぐに消えると影響を過小評価していました。
これらの発言については後にパニックを起こしたくないから大したことないかのように振る舞ったと弁解(?)しましたが、深刻に捉えていればその後のリアクションも変わっていたはずですね。
結果として、米国に飛び火してからはあっと言う間にコロナが拡散してニューヨークを中心に世界で最もコロナウイルスが猛威を振るう国になってしまいました。
トランプは中国を叩くことで自らへの批判を逸らすことに必死でしたが、コロナに対する意識の低さや対応の遅さは自らの支持率を落とすことに繋がりました。
国民にはマスクをしろと勧めながら自らはマスクをしないケースが多く、記者に指摘されても「勧め」であって「義務」ではないから自分はしてない、常に持っていて必要な時はするし充分離れてるから問題ない、逆に記者へ質問聞き辛いからマスク外して発言しろと要求することもあり、とてもコロナの影響を重く受け止めて掛からないように充分留意しているようには見えませんでした。
11月3日の大統領選が近づき、9月30日にバイデン候補との第一回テレビ討論会が行われました。
この場でもバイデンからコロナに対する意識の低さや対応の不味さを叩かれながら、両者共に酷かったという評価ではあるもののバイデンの方がマシという判断がなされてトランプは点数を稼げなかったようです。
その2日後の10月2日にトランプのコロナ感染が明らかになりました!
この絶妙なタイミングでの「オチ」は単なる偶然の産物なのでしょうか?
元々コロナで支持率を落としていたトランプが1回目の討論会で更に支持率を下げた直後になんとコロナに感染するという失態を演じて、1カ月後に迫った大統領選に向けた様々な活動が中止・延期されて隔離生活を送ることになりました。
そんなにトランプを当選させたくないのは一体誰なのでしょうか?
あるブックメーカーの予想では、バイデン勝利確率が討論会前日の時点で既に56%。
討論会の結果を受けて翌日には60%に上昇、トランプがコロナ入院した日には65%に上昇しました!
大統領を目指すバイデンにとってはまさに「神風」が吹いたことになります!?
バイデン氏が大統領になって米国や世界が良くなるかはわかりませんが、トランプの8年はないだろうと・・?
私は3月下旬の段階で以下のエントリーを書きましたが、
「アメリカンジョークのトランプ蜃気楼上昇を消失させ暴落の見えざる手は目的達成か!?」
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/474184496.html
コロナウイルスにも世界をチェンジする好影響は沢山あると思います。
(だから悪影響を甘受しろという意味ではなく不可避に起こってしまうこと。)
トランプ氏の症状悪化を願う訳でもないし1人の患者として人間としては早期回復を望みますが、意識が低く自業自得の因果応報であることもまた事実。(支持率低下もまた然り)
症状は軽く早ければ今日にも退院できるという報道もあるようですが、最終章の米大統領選というクライマックスに向けてシナリオライターは「最後のオチ」をどう付けるのでしょうか?
4年前は大どんでん返しのトランプ当選でサプライズのオチが付いたので、今回もサプライズなら今のところはトランプ再選というストーリーだってあるのですが、シナリオライターは本当に8年間もこの男に米大統領をやらせたいのかな!?

コメントを書く