よって、NTTが私の保有株も390,000円(=3900円x100株)で買い取ってくれる訳ですが待ってりゃいいだけではなくこちらから手続きをする必要があり結構面倒です。
ドコモ株主が取り得る選択肢は3つありますが、どれが良いでしょうか?
@公開買付に応じる
まず王道ですが、NTTによるドコモTOBに応じてNTTのTOB成功に貢献しましょう!
しかし、公開買付代理人となる三菱UFJモルガンスタンレー証券に本人確認書類を提出し口座開設して、公開買付応募申込書の請求・記入・提出をして、現保有証券会社に口座振替申請書を記入・提出してモルガンに株式移管・・・と、とにかく手間と時間が掛かります。
買付期間は11月16日までで決済日は11月24日になります。
しっかり手続きさえ踏めば買付が行われ390,000円がモルガン・スタンレー証券の口座に支払われます。
(うーん、やりたくない!)
A市場で売却する
一番手っ取り早い方法はTOBに応じず市場で売却することです。
先週一週間で見ると、3876円前後で上下の振れ幅は小さく取引されています。
売る相手でNTTなのか機関なのか個人なのかは知る由もありませんが3876円なら買い取るよと応じる人が沢山います。
そんなことせずにTOBに応じれば3900円で売れるのにバカみたいと思うかも知れませんが、TOBの手間を考えれば2400円のディスカウントは安いと考える人も沢山居るから売買が成立します。
また、現金化を急いで直ぐに他に使えるというメリットもあります。
BTOBを拒否して強制買取による金銭交付を待つ
私はNTTによるドコモの100%子会社化に反対です!よって、TOB不成立となるように応じないしドコモ株を今後も持ち続けます!
と1個人株主が果敢にNTTと戦っても無力なのですが、TOBを拒否して応じないことで後にNTTによる強制買取の対象になる可能性は極めて高い。
この場合は現保有証券会社に置いたままで投資家は何もする必要がなくドコモ100株とl交換で390,000円が交付されます。
それなら@より手間なくAより高くTOBと同額で買い取られるBで決まり!・・とは言い切れません。
まず、これはメリットにもデメリットにも成り得ますがタイミング的に強制買取は来年になるので2020年の損益には反映されません。
利益を来年に持ち越したい人にはメリットになりますが、金銭交付の場合は確定申告が必要になるとは書かれているのですが、具体的には所轄の税務署に確認せよとのこと。
個人的には確定申告必須でも来年の株式譲渡損失と利益を相殺できれば良いかなと思いますが、詳細はまだ確認出来ていません。
さて、税制上の扱いは一旦保留にして@市場売却はB強制買取よりディスカウントされるので損ではあるのですが、強制買取まで半年かかると想定した場合にはその間約39万円を拘束される訳で6カ月定期預金に預けていると考えることが出来ます。
この観点で損か得かを考えてみましょう。
市場で即売れば387,600円だけど約半年待てば390,000円の買取で2,400円の利子が付くと考えれば年利は約1.2%になると思うので、半年寝かせるのも悪くはありません。
強制買取による現金交付の場合に税制上でどう扱われるのかを確認した上で@市場売却かB強制買取のどちらで行くかを決めますかね。
(確認せずに市場売却を選ぶかも?)
AのTOBに応じるという選択肢は手続き上の煩雑さで却下かな?
元々配当目的の保有でそれを邪魔されたTOBにも賛成してませんから!?
TOBの結果は決まっているので、巨額4兆円でドコモ子会社化を決めた以上は電電公社体質もすっかり抜け切って(?)世界で戦える新生NTTグループとしての躍進を期待します!

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