ポートフォリオがアリババに偏重している為本当なら中国リスクを減らして世界に分散したいところでしょうが、米中が世界の中で圧倒しつつあるハイテク企業では無理があります。
ソフトバンクならスタッフを揃え情報収集分析して非上場を含めたハイテク企業に一早く投資することも可能ですが、個人投資家には敷居が高いですね。
米国ならナスダック100指数に連動する米国本家QQQや日本の連動ETF・投信で気軽に低コストで投資できる環境になっていますが、中国となると簡単ではありません。
テンセントやアリババの個別株を香港市場で売買するだけなら大手ネット証券で(香港ドルの為替手数料は高いけど)米国株より低廉なコストで取引できます。
でも、ETFの場合はそもそもQQQに相当する指数が存在しない状況でしたが、以前紹介した通りに香港ハンセンテック指数が今年から算出されるようになりました。
(香港版NASDAQの「ハンセンテック指数」が始動したのでETF組成にも期待!
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/477004590.html)
これに連動するETFも9月4日に香港で上場されましたが現状では日本の大手ネット証券では取扱いがないようです。
情報も少ないのですがこのETFの概要を一行で。
ハンセンテック(恒生科技)ETF [03032.HK] : 経費率 0.87%
うーん、経費率がちょっとまだ高くてこれでは手が伸びませんね・・。
新設指数かつ新設ETFなので今後連動ETFが増えて競争原理が働けばもっとコストも下がるかも知れません。
この経費率なら構成銘柄の個別株を自分で買い付けた方が良いと思われます。
トランプからバイデンに代わって米国の中国対応がどう変化するか?
馬氏の当局批判とも取れる発言に習近平が激怒してアント香港上場が延期になった?
とか中国ハイテク企業は取り巻く環境により大きな制約を受ける可能性があることも確かですが、それ故に孫さんもアリババ一極集中を改めようとしているもののハイテクに集中投資する以上は中国比率を下げることに限界があることも確か。
よって、ハンセンテック指数ETFには期待していたんですがQQQの経費率0.2%とは行かなくても0.5%は切って欲しいところですね。
経費率の低廉化と共に日本の大手ネット証券での取り扱いにも期待します。

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