2021年04月05日

エマージングマーケット指数における韓国・台湾の高構成比がコロナ後にはフォローの風!?

新興国全体を表す代表的な株価指数にMSCIエマージングマーケット指数がありますが、国別構成比では韓国と台湾の比率が高いです。
指数そのものではないので正確ではありませんが、eMAXIS Slim新興国株式インデックスの月次レポート(2月26日現在)で確認すると台湾13.4%と韓国12.9%の両者で指数の1/4以上を占めています。

私は新興国株価指数における台韓構成比の高さを好みませんでした。
そもそも韓国と台湾を新興国と言われても違和感がありますが、先進国と新興国のカテゴリーに分けると先進国には足らず新興国に括られる。
(お隣の先進国はハンコとファックスが今も大好きで世界的にもIT後進国ですけどね!?)

しかし、先進国に近い方の国なのでインドやブラジルより構成比が高くなり、中国も含めると50%以上の構成比で東アジア3カ国に投資されるという地域的な偏りがある。
東アジア株式ファンド(日本除く)を買いたいんじゃなくて新興国株式ファンドを買いたいから台湾と韓国は指数から外してくれないかなと常々思っていました。

でも、コロナ後は台湾韓国比率の高さにより新興国株ファンドにはフォローの風が吹きました!
台湾加権指数はコロナ後に若干NASDAQ指数に劣っていましたがここ最近の調整で追い付き、この1年のパフォーマンスでは+60%超でほぼ同等です。
韓国KOSPI指数はこの1年で+70%弱の上昇率でNASDAQを上回ります。

eMAIXS Slim新興国の組み入れ銘柄1位がTSMC(台湾セミコンダクター)で4位がサムスン(韓国)なので、この銘柄でコロナ後の強さが説明できますね。
(因みに2位がテンセントで3位がアリババ)

IT選好でNASDAQが買われれば、IT関連製造に強い台湾と韓国の株価指数はそれ以上に買われている状況です。
サムスンはスマホや家電の最終製品も輸出する世界的なメーカーですが、半導体受託製造で大きくなったTSMCは確かに新興国らしいビジネスモデルと言えるかも知れませんね。

でも、iPhone製造受託で大きくなった台湾の鴻海精密工業(シャープの親会社)は電気自動車(EV)事業進出で世界の協力サプライヤーが1200社に達して日本電産なども参加を表明しています。
狙うのはEV生産受託ですが、アップルに命じられるまま受動的に製造するiPhoneとは異なり、受動的ではなく開発サイドに無償でソフトウェアも提供し低コストで効率的に分業してビジネスモデルを変えようとしています。
台湾メーカーがますます強くなる要素は今後も多分にありそうです。

中台韓はIT分野で今後も強さを発揮しそうですが(あくまで間接的に部品発注とかで先進国日本にも好影響!?)、東アジアの構成比50%以上は偏ってるよね。
文字通りの新興国であるインドやブラジルにはない強みではあるけど、台・韓の株価指数は逆にIT偏重気味で業種のバランスが悪いしね。
取り敢えず現状はIT先進国である台・韓のエマージングマーケット指数上昇への貢献を喜んでおきましょう!
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posted by 韋駄天太助 at 11:28 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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