2021年06月14日

auカブコム証券が一部値上げを含む手数料大改定を断行!次は排他的な入出金の改善マスト!

auカブコム証券が7月19日から株式手数料を大幅改定すると発表しました。
一言でいうと、従来の料金体系は一旦ゴミ箱に捨てて新たな料金体系はほぼほぼSBI証券と楽天証券に横並びで合わせます。
結果大幅値下げとなる部分もあるし、新設される一日定額手数料ではSBI楽天同様に約定金額100万円までは無料となる。

しかしながら、従来無料としていた信用取引手数料は楽天SBIに合わせたので再有料化で値上げとなるものの高めに設定していた金利はSBI楽天水準まで下げるので許してね。
ワンショットの約定金額100万円以上は高いまま据え置きだったりと細かい部分で差異や優劣はありますが、わかりやすく業界大手のSBI楽天にほぼ料金を合わせた改定です。
また同時にSBIに追随して25歳以下の現物株式取引手数料を実質無料化するプログラムを開始することも発表しました。

auカブコム証券は4月1日付けで17年間務めた社長がKDDI出身者に交代しています。
前の社長さんはMUFG出身でもなく「フリーターから東証一部上場企業の社長になった男の成功法」も書いていた人なんですけどね。
迷走のトリガーはKDDI出資による方針転換後で信用取引手数料無料化等を打ち出したものの業績が低迷して社長は責任を取り、KDDI出身者を社長に送り込んで再改革した結果が今回のSBI楽天合わせの料金改定だと思います。

まあどこに問題があったのか?社長を代えれば済むものでもないし、親会社から前社長さんがどれ程の裁量を与えられていたのかもわかりませんが、業績が低迷すれば責任を取るのが社長さんの仕事ですからね。
(途中でやめてしまったガンダム路線も前社長さんが推していたのかな?証券業がわからない素人の横やりとしか思えなかったけど!?)

私はauカブコム証券の口座を「私達はMUFGグループです」の頃から持っていますが、株式取引をしたことは残念ながら一度もありません。
理由は2つありますが、今回の改定で1つの問題は解決されました。
SBI楽天より高いのにカブコムを使うメリットが見出せませんでした。

auカブコム証券は他社に条件が大きく劣後するもう1つの大問題も速やかに改善すべきでしょう。
それは使い勝手の良くない入手金サービスです!

即時入金サービスで使える銀行が極めて限定される上に三菱UFJ・auじぶん・ゆうちょ以外は毎回50円から200円(税抜)の手数料が掛かります。
更には大手ネット銀行である住信SBIと楽天銀行は有料どころか利用不可です。
出金でも三菱UFJ・auじぶん・他3銀行以外を選択すると税抜100円の手数料が掛かります。

auカブコム以外の入出金サービスでこれほど対象銀行が限られたり手数料を取られるケースはないでしょう。
入手金サービスではauカブコムがダントツに劣悪です。
ある程度名前の知られFX業者やネット証券でこれ以上に入手金サービスの酷いところがあれば教えてほしい!

過去の経緯でMUFGグループだから入出金は三菱UFJ以外は有料で扱っていました。
KDDIが出資してもグループ内を優先するためには都合よくauじぶん銀行は無料化して他銀行の排除や有料は続けたまま今に至るという感じでしょうか?
KDDIが顧客にじぶん銀行を開設して預金してもらう為の道具としてauカブコム証券を保持するならそれでもいいでしょう。

しかしながら、今回の料金改定でも「すべてのひとに資産形成を。」というミッションに則り実施すると言っています。
「すべてのひと」にはau携帯非契約者やじぶん銀行非開設者は含まれないのでしょうか?
自社グループを優遇して差を付けるのは構いません。
SBI楽天も自社グループ銀行との連携による優遇サービスは行っています。

しかし、SBI証券が楽天銀行からの即時入金を有料化や排除したり、楽天証券が住信SBIネット銀行に対して同様の措置をしたりするでしょうか?
そんな排他的な条件であればSBI楽天が業界のトップになれるはずもないし、ここを一向に改善しないカブコムの立ち位置が大きく変わるとも思えません。

次は「すべてのひと」に使いやすく無料が当たり前の入出金サービス大改善を期待します!
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posted by 韋駄天太助 at 11:32 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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