SBI証券が楽天対抗でクレカによる投信積立サービスを始めましたが、楽天カード1%還元に対して0.5%還元と劣ります。
現金なら確実に0%還元なのでSBI証券で現状積立しているか、する予定だった人には利用する価値があると思います。
一方、マネックス証券もアプラス社と組んでマネックスカードを発行して今後投資積立サービスも提供予定となっています。
自社ブランドを冠した専用カードで通常1.0%還元と頑張っているので、投信積立にも1.0%還元適用が大いに期待されます。
更には、auカブコム証券の石月社長がクレカ積立について問われて、やらなきゃ駄目で時間は要するがなるべく早く形にすると答えています。
KDDI出身でauじぶん銀行の立ち上げにも関わった新社長さんが発言しているので、auカブコム証券も投信クレカ積立を始める可能性は極めて高そうです。
MUFG色も強いauカブコム証券ですが、投信積立に対応するクレカは何になるでしょうか?
auグループのau PAYカードを外す理由がないと思います。
このカードも通常1%還元ですがPontaポイントを付与します。
auカブコム証券はPontaポイントとの連携も深めてポイントで投信購入も可能で投信保有残高に対して付与するポイントもPontaです。
どちらも投信保有残高に対してポイントを付与するプログラムがありますが、マネックスは通常0.08%で低信託報酬のファンドは0.03%と極一部の0.00%に分類されます。(eMAXIS slimレベルは0.03%付与)
一方、auカブコムは最大0.24%付与しますが投信残高3000万円以上の場合と敷居が高い。
現実的な線で残高100万円以上なら0.12%付与なのでマネックスに勝り、残高100万円未満では0.05%付与でマネックスに劣ります。
しかしながら、通常ポイントではなく極めて低い0.005%付与の指定銘柄が多いので注意が必要です。(eMAXIS slimレベルは0.005%付与)
一概にどちらが有利とは言えませんが、低信託報酬インデックス投信の場合は0.03%付与のマネックスで保有する方が有利となるケースが多そうです。
さて、マネックスとauカブコムが期待通りにクレカ積立1%還元を始めて、各社毎月の上限が5万円とした場合にSBI証券でクレカ積立したい人は多いですかね?
SBI証券は保有残高に対するポイント付与率では業界トップですが、eMAXIS slimシリーズの中では付与率の高い新興国インデックスでも0.05%です。
マネックスとの差は年間で0.02%(=0.05%-0.03%)なので積立時の還元率差0.5%(=1.0%-0. 5%)をリカバーするには25年間の保有が必要です。
(その間に確実に条件変わるし現実的な想定ではないが)
楽天も含めるとクレカ積立で月間20万円の枠が出来そうですが、そんなに積立に注ぎ込めばクレカがリボ払いになって借金生活になる本末転倒な人(!?)や、キャッシュはあっても年間240万円も積立に注ぎ込みたくない人が大半でしょう。
そうすると、私が真っ先に候補から外すのは0.5%還元のSBI証券クレカ積立です。(勿論今もやってない)
所有クレカを安易に増やしたくないし、増やすなら整理して既存を減らしたいですしね。
マネックスカードの積立サービス詳細情報やauカブコムのクレカ積立リリースを待って判断したいところです。
ここで前回のエントリーにも絡むのですが、au PAYカード保有はauじぶん銀行の金利0.2%付与を得るにも大事な条件ですし、積立設定で月1回利用の条件を満たすなら個人的にはマネックスカードより優先順位が上になります。
クレカが絡むと(私は)取り敢えず申し込んどけとはならないので、マネックスとauカブコムのクレカ積立情報が出揃ってから再検討したいところです。

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