9月20日の恒大デフォルト懸念ショックでダウは33000ドル台に急落しましたが、1カ月足らずで35000ドル台を回復して最高値を再び窺う勢いです。
深めの押し目を待っている人には手を出す程でもない下落の範囲で直ぐに反発するので焦らされる展開ですね。
今年の4月に33000ドルを越えて8月に付けた最高値35600ドル付近の間でレンジ相場になっているので34000ドル付近では手が出ない人も多いと思います。
相場が下がりやすい9月、時々大暴落も起こる10月も半ばを過ぎ、アノマリー的には上昇し易い11月・12月の年末相場に入って行きます。
今年に限らず昨年からのコロナショック以降の上昇過程ではなかなか深い押し目を形成してくれませんね。
しかしながら、右肩上がりの上昇局面は終わり明らかに頭打ち感が生じていることも確か。
日経平均は菅総理退任後の新総裁への期待により、27000円台から9月17日には30795円のバブル崩壊後最高値を付けました。
その後は恒大ショックに加えて岸田ショックで期待を打ち消して再度27000ドル台まで逆戻り。
その後は慌てた岸田新総裁の金融課税増税棚上げ発言も効いたのか?米国への連れ高や円安もあり29000円を回復して先週を終えています。
日経平均はNYダウよりレンジが長く、今年1月から27500円近辺と30000円近辺の間を推移していますね。
ドル円も114円台まで円安が進みましたが、以前ほど円安だから上へ円高だから下へと直接的に日経平均が連動することもありませんね。
外貨建て資産の円換算には勿論ダイレクトに好影響を与えるので投資家にとっては歓迎が大きいでしょうけど。
限度はありますが、深い押し目ではなく暴落も歓迎なんですけどね。
今年残り2カ月強は上げて良し、下げて良しの態勢で臨もうと思います。

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