個人的にはマネックスカードを一旦スルーして待っていた甲斐がありましたが、カード積立は先行者利益が大きいのでこのタイミングで正式発表できるなら2月の段階で概要だけでも告知してマネックスカード申し込みを思い留まらせるアクションを取るべきだったと思います。
(クレカの審査とか証券会社で一旦積立設定したら変更は面倒なので多少条件が良くても切り替えは腰が重くなる。切り替えではなく追加でも毎月何十万円の枠で積み立てたいor積み立てられる人は少数で選択肢から外されるのは最後発のカブコムになる。)
さて、単純に条件だけを1.1%還元のマネックスと比べると優位は少ないように見えますが、0.1%の還元差なら個人的にはau携帯所持の有無に関わらず迷わずauカブコムの積立を選びます!
どちらでも両方でも好きにすればいいのですが、クレカ何枚も作りたくないし迷っている人もいるかと思いますので、参考までに私の選択理由を書いてみます。
@auじぶん銀行とのセットで1.1%還元は軽く上回る!?
どうせauカブコム証券口座とau PAYカードを取得するならauじぶん銀行も開設しましょう。これがマネックスを上回る必須条件です!
証券と銀行の口座を連携すれば金利が0.1%にアップします。
au PAYカードの引き落とし口座に設定して利用があれば0.05%の金利が上乗せされます。
ついでにスマホ決済のau PAYアプリもじぶん銀行と連携すれば更に0.05%金利上乗せで計0.2%の金利になります!
私は楽天銀行の残高300万円超が金利0.1%から引き下げられると発表された後に、口座を増やすのは気が進まないけどauじぶん銀行を開設しました。
auカブコム証券口座はサブのサブで利用して来たし、au PAYアプリは日常利用しているのでauじぶん銀行の金利は現状で0.15%になります。
でも、0.05%の金利の為にクレカを増やすのは気が進まないので積立開始の発表を待っていました。
au PAYカードの取得で0.2%の金利までアップしますが、それとマネックス1.1%還元のどちらがお得でしょうか?
積立の還元率差は0.1%なので毎月5万円を積み立てた場合に貰えるポイント差は年間で600ポイントです。(目の色を変えて小躍りして飛び付く程の還元差ではない!?)
0.05%の金利で税金も考慮して年間税引き後600円の利子を貰える平均残高は、少し計算を簡略化しますが[600円÷0.04%=] 150万円です。
つまり、auじぶん銀行に年間平均150万円以上の預金を置くならマネックスカードよりau PAYカードを取得する方がお得になるのです!
auじぶん銀行も0.2%の金利はau経済圏利用でのプログラムとして付与しているのでいつまで継続されるかは不明ですが、それはマネックスの1.1%還元も同じでしょう。
Aマネックスカード還元1.1%の継続性には疑問!?
楽天証券の事例があるようにグループ連携によるカード積立1%還元でも継続は難しいですね。
何度か書いていますが、マネックスの積立は新生銀行グループとの提携により傘下のアプラス社がマネックスカードを発行することで実現しています。
提携により新生銀行側も条件でかなり譲歩して高還元を実現していると思います。
しかし、SBIによる新生銀行TOBで現行形態での提供がいつまで続くかは疑問で、マネックス証券が同条件で他カード会社と提携して還元率1%のマネックスカードと還元率1.1%のカード積立を続けられるのかも疑問です。
その点、auカブコム証券の積立は還元率1%の継続性は別にしてauグループによるau PAYカードの継続性はまず心配する必要はありません。
B[オマケ] au/UQモバイル特典は使えればかなりオトク!
12か月間の限定ですがカード積立とau/UQモバイルをセットで使うと還元率が最大5%までアップします。
au経済圏連携による上手いt釣りキャンペーンだと思いますが、現状所持していなくても次回乗り換えの選択肢にau/UQが入って来ますね。
簡単に言うと、auなら毎月2000ポイント還元、UQなら1000ポイント還元が1年間だけ適用されます。
一番オトクに使う例を挙げると、還元の高いauではなく料金が安い方のUQで基本データ容量3G/月で税込1628円の「くりこしプランS +5G」を契約します。
これに積立の方で還元1000ポイントが付与されるので、実質628円/月でUQ回線を1年間使えます。
これにau系の自宅ネット回線かauでんきを併用すると「自宅セット割」が適用されて「くりこしプランS」の料金が990円/月まで下がるので、積立還元により実質毎月10円貰いながらUQ回線を1年間使えますね。(笑)
ここまでやるにはau経済圏にどっぷりハマるしかないのですが、auでんきへの切り替えならそんなに面倒はないかな?
モバイル特典はあくまでオマケの限定なので、au PAYカード積立還元は1%以上でも以下でもないことは認識して惑わされない方が良いでしょう。
他にはメリットにもデメリットにもなるのですが、投信保有ポイントはマネックスとauカブコムで異なり一概にどちらが有利とは言えないので、積立銘柄が決まっているか限定されている人は保有ポイントも考慮して選択するのが良いかと思います。
継続性を考えればマネックスの1.1%還元に対抗する必要はなく、auグループの力を借りて1%還元を長く継続して引き下げた楽天やレギュラーカードで0.5%還元のSBIから地道に奪っていくことに注力すべきでしょう。
以前から書いていますが、米国株や1%積立を揃えてもauカブコム証券がメインに選ばれる為には入出金サービスの大改善が必要不可欠なのでそちらにも期待します!

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