変更前は以下の通りであった信託報酬率を
1329 iシェアーズ・コア 日経 225 ETF 税込 0.1155%
1475 iシェアーズ・コア TOPIX ETF 税込 0.066%
1364 iシェアーズ JPX 日経 400ETF 税込 0.1265%
変更後の信託報酬率はなんと揃って税込0.0495%の激安に設定しました!
国内ETFでこれに次ぐ信託報酬率を探してみると、大和アセットマネジメントのTOPIX ETF(1305)が0.06%、日経225ETF(1320)が0.12%ではないでしょうか?
TOPIXについては値下げ前でも最安水準だったのに0.045%まで下げたのだから信託報酬では他ETFを圧倒しています!
世界的なiシェアーズブランドではあってもやはり国内ETFは野村や大和が強いのでコストでは大きく下回りたいのでしょう。
更にこれらのETFには純資産総額に応じた段階料率が採用され、総額1兆円を超えると信託報酬率が低減します。
日経225ETF(1329)なら1兆円超2兆円以下で0.044%に低減し、下限は10兆円超の0.0319%。
TOPIX・ETF(1475)なら1兆円超2兆円以下で0.04125%に低減し、下限は10兆円超の0.0275%まで低減します。
7月29日時点の純資産総額は日経225ETF(1329)が9103億円、TOPIX・ETF(1475)が7523億円なので、1兆円超は非現実的ではなく日経225ならもう一息ですね。
流動性はさすがに野村等の国内勢が勝るので短期目線ならiシェアーズを選ぶ理由はないでしょうが、日本株指数でも長期なら(撤退リスクはもちろんあるけど)低コストのiシェアーズも選択肢に入って来ますね。
もう1つは、8月3日に名称変更と共に「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」(変更後名称)の信託報酬を年0.4175%程度から年0.0938%程度へと大幅に引き下げ最安水準にしました!
これはeMAXIS slim米国株式の信託報酬0.0968%を下回ります。
但し、今まで高い信託報酬で据え置かれていたので純資産総額は120億円程度であり、iシェアーズのブランドはあっても競合が多くレッドオーシャン化しているのでどこまで支持されるかは疑問ですね。
購入資産には米国本家の「iShares Core S&P 500 ETF」を組み入れるだけなのでバンガード対抗の米国株ファンドとしては悪くないと思いますけどね。
2カ月のタイムラグと日本株ETF・米国株ファンドの違いはありますが、ブラックロックが日本国内でiシェアーズのブランドを冠する商品を日本最安レベルに引き下げて勝負して来たことは今後にも期待を抱かせるし歓迎したいですね。

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