10月に入り最初の営業日となった3日に9月米ISM製造業指数が前月と予想より悪化と判明すると、本来は経済の減速を示唆して株価の下落要因になるのですが現況ではFRBのタカ派姿勢が和らぐとの連想で株価は大幅に反転上昇しました。
月初から3営業日連続で上昇して市場のムードが変わったかと思われましたが3日間しか持ちませんでした。
週末の雇用統計は逆に予想より好転したために本来なら株価の上昇要因ですが、現況ではFRBがタカ派姿勢を強固に継続するとの連想でNYダウは2.1%の大幅下落となり29,296で引けました。
NYダウは年初来安値に再度接近したもののまだ割ってはいませんが、NASDAQ総合指数は終値ベースで6月16日に付けた10,646と9月末に更新した年初来安値10,575と10月7日の10,652はほぼ横並びで現状は完全に年初来安値圏のライン上にいます。
アノマリーとしては10月から年末の12月までは米国株が上昇しやすい傾向にあります。
10月はリーマンショックに代表されるような大暴落がたまに起こるので下落しやすい月と思われがちですが、過去の上昇回数は下落を遥かに上回り平均上昇率でもプラスです。
今年の10月は下げるとしてもドッカーン大暴落ではなくズルズルと言ったイメージかも知れませんね。
取り敢えず今週12日のFOMC議事要旨と13日の米9月CPI発表で相場は右往左往しそうですね。
10月の相場トレンドを大きく左右するかも知れませんね。

コメントを書く