2023年01月09日

昨年の上昇はベアマーケットラリーという専門家予想は当たったが今年は?為替は予想せずともチェックを!

2023年の予想が様々言われていますが、上半期はリセッション懸念から下げやすいが下半期は上昇に転じるという予想が専門家皆様の多くで一致しているように思います。
でも、それって当たり前過ぎへん?

当たり前だから悪いって訳ではないですが、多数派の一致した予想は往々にして外れるとするなら上半期で上昇に転じるか?2024年までベアマーケットを引き摺る?可能性には注意を払いたいものです。
(だって専門家の予想なんて当たる訳ないんだから!?)

しかしながら、昨年は雇用統計やCPI発表後にブイブイと上昇することも多かったのですが専門家はベアマーケットの一時的ラリーと冷静な意見が多くて割と一致した予想が当たっていた印象です。(楽観的に底打ち上昇と言っていたのは少数派だったように思います。)
私も似たような見方をしていましたが、利上げの天井がある程度見えてCPIがそれなりに落ち着いても、その後に訪れるリセッションが株価を押し下げて(専門家予想では上期)、景気の回復予兆が見えて来たら上昇に転じる(専門家予想では下期)と。

専門家の予想が当たらないと言えば為替のドル円レートですが、2021年末の1ドル115円から10月には151円台を付けたので1年足らずで(円安方向への外貨資産価格ベースで)30%上昇したことになります。
そこから円高に転じて1カ月強で約20円戻して22年末が131円なので1年ベースでは多少緩和されたものの(円安方向へ)14%上昇したことになります。

為替の予想が難しいとは言ってもこれだけボラが高いと外貨建て資産の時価に株価変動以上の大きな影響を及ぼしてしまいます。
昨年はメディアが騒ぐ割には俺の資産評価額は下げてないどころかむしろ上昇していると違和感を覚えた人も多いと思いますが、ドル円レートが最大30%も資産評価額を押し上げている訳で、米国株の暴落なんて屁でもない!俺も暴落耐性がついてタフになった!と勘違いしますが、円貨ベースで見ていると実態は何も見えません。

2021年末のNYダウが36,338で22年中の最安値が10月中の28,660なので21%減少しましたが、上記の通りにドル円レートが150円前後だったので円貨ベースではダウ36000ドル台の21年末よりダウ暴落後の28000ドル台の方が高いという不思議な現象が起きました。
昨年はダウが21年末より20%以上下げて安いから買おうと思っても円貨ではむしろ高くて押し目にすらなってなかった訳です。

昨年がベアマーケットと言っても日本人が外国株・投信を買う場合には円安のせいでバーゲンハントできる状況ではありませんでした。
今年は少し落ち着いて昨年ほどのボラにはならないと思いますが、ドル円を中心に為替レートもチェックしておかないと外貨建ての株価変動だけを見て飛び付くと昨年のように押し目にすらならずに山で買ってるやんと高値拾いになってしまうリスクがありますね。

予想はしなくても現状の為替レートは必ずチェックしておきたいですね。
昨年中のベアマーケット最安値NYダウ29000ドル割れよりも史上最高値付近である21年末の36000ドル台で買った方が円貨では遥かに安かったというトンデモ現象が近年に起きてしまっているので!?
トンデモ円安の昨年よりは円貨ベースで安値拾いのチャンスが多く訪れるかも知れませんね。
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posted by 韋駄天太助 at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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