まあ維持しているというより、口座凍結されて口座資金も香港で幽閉されて動かしようがなかっただけですけど!?
リーマンショック前に口座開設しましたが、当時は日本の金融商品も海外に比べてコスト高の貧弱で、かつ自分の中にも海外移住の選択肢が頭の片隅にはあったので、漠然と運用も含めて海外の証券や銀行口座を保有しておきたいと考えていました。
そんな折りに渡航しなければ口座開設できなかったHSBC香港が海外から郵送での申込受付を始めたと知り、日本国内での口座開設感覚でとても安易に飛びついて口座を持ちました。
(この安易さが後の大変な面倒に繋がるとは露知らずに・・。)
当時は口座維持手数料も設定されていたのでそれが無料となる最低預入額を日本から送金して取り敢えず使う予定もないので放置していました。
HSBC香港は24カ月間口座に動きがないと凍結されることは知っていたので、最初の頃は為替手数料の安いUSD-HKD間で意味もなく小額を動かして凍結を防ぐこともやっていたのですが、日本の口座でもほぼ休眠状態なら存在すら忘れてしまうのに更にコミュニケーションは全て英語という壁もあり、完全放置状態となり口座凍結に至るまでに年月は要しませんでした。
口座凍結となった場合には香港の店舗に出向いて手続きするしか解除する方法はありませんでした。(口座開設時にそこまで調べて把握していた訳ではない)
郵送可だから開設したのに百万円以上預けている訳でもなく解除のためだけに香港に渡航するコストは掛けられないし、香港に観光旅行する機会でもあればついでにHSBCに寄って解除というかもう解約すればいいかなと思いつつ10年が経ちました!?
その間の2019年に一度ダメ元で日本の指定口座への送金と口座解約のリクエストレターを国際郵便で送ったことはありますが、レターが返ってきて「お前の口座は凍結中だから解約は受け付けられない。凍結解除のためには香港の支店に直接来い!じゃあな。」という主旨の内容が丁寧に書かれていましたが、やっぱり口座資金を幽閉したままでお断りされましたね!?
2022年10月頃になってドル円が150円に向かって円安が止まらない状況で何故かHSBCのことを思い出しました。
このレベルの円安ならドルから円転したいなと思ったのがキッカケだとは思いますが、もしかして渡航制限の厳しいコロナ禍の今なら渡航せずに凍結解除の手段を郵送や電話で用意しているのではと思い調べてみると・・、やっぱり電話での凍結解除が可能になっていました!
これは10年以上に及ぶ凍結を日本に居ながら解除して香港の幽閉資金を奪還する大チャンス到来!!!
ところが、ここからがまだ長く険しくややこしく現時点で凍結はなんとか解除しましたが、奪還作戦開始から半年以上経過した今もまだ解約には至っていません。
でも、長い幽閉トンネルの出口から明かりは差す地点まではやって来たので書き始めることにしました。
また、今後何回かのエントリーにわけて続きを書いてみたいと思いますが、渡航する機会もなく凍結で諦めていた人には今のうちがチャンスだし、コロナが落ち着けばまた凍結解除は香港の店舗でしか受け付けない運用に戻す可能性もあるので、サポート業者に何万も払って頼まず自力で頑張ってみましょう!

渡航したらスパイ容疑で拘束されかねません。
私は2020/7/1香港国家安全維持法成立直前に、全額引き出して回避しました。
口座開設時はそこまで考えてませんでした。
日本と違って条件改悪も当たり前だし、日本の銀行証券ですらアップデート情報を追えない時もあるのに、英語でホームページも見に行かなければ知らない間に変わっていて困るなんて多数。
海外の銀行で安易に「取り敢えず口座開設」なんてするもんじゃないですね。(笑)
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