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2023年12月29日

新NISAも始まる2024年は同じく日経3万円台の1990年に思いを馳せたい!横並び日本人の集団行動は不変!?

米国利上げとCPI大して下がらずの景気後退で株価には厳しい1年になるとの大方の年初予想に反して、2023年は結果株価絶好調の1年でフィニッシュしそうです。

さて、日経平均が33,000円台でNYダウが史上最高値更新中の37,700レベルは株の買い時でしょうか?
来年からは新NISAが始まります。

こういう時こそピタリ34年前の日本バブル絶頂期の教訓を思い出したいものです。
1989年12月29日の大納会に日経平均は史上最高値38,915円を付けて引けました。
誰もが翌年へと未来へと続く輝かしく強い日本を信じて疑うことはありませんでした。

ところが、高揚感に包まれる中で1990年は日本の歴史的な株価大暴落が始まり、年内最安値は約50%ダウンの19,781円で大納会は約40%ダウンとなる23,848円で1年を終えました。
(仮に年初に360万円を一括投資していたら・・?)
その後も株価は右肩下がりで日本は転落を続けることになるのですが、日経平均が3万円台に復活したのはようやく今年の2023年で33年の歳月が過ぎ去りました。
(2021年にも瞬間的に何度か3万円台を付けたが定着したとは言えない。)

さて、2024年は新NISAが始まり投資資金を拡大するタイミングとして適切でしょうか?
ここから日経平均が約18%上昇すれば史上最高値に届くので2024年中の史上最高値突破も夢物語ではなくなって来ました。(5年前に言えば鼻で笑われますが)

このタイミングで新NISA開始の日本人が貯蓄から投資への大移動も偶然の一致とは思えないんですよね。(勿論悪い意味で!?)
日本人が徒党を組んで横並びの集団行動を始めたら逆に行くか離れていた方が無難です!?

34年経っても投資に基本的に向かない国民性が大きくは変わらない訳で、最近私が感じた例で言えば、レバナスの買い煽りピーチクパーチク最大音量と天井はほぼ一致していたと思います。
NASDAQが最高値圏に再接近する今の時点まで持っているか買い続ければ盛り返した筈ですが、基準価額60%ダウンの過程で耐えられずに逃げ出して投げ出してしまったのか、二度目の天井圏ではレバナス連呼の声は激減していますね。
(ある意味言い続けている人はジェットコースターから逃げずに信念があり立派です!?私も保有分は上げ下げ上げに付き合って投げていませんけどね。)

新NISA開始年も天井と一致するかも知れないし、しないかも知れません。
ポジティブな面を言えば、34年の間に投資主体も世代交代してバブルで美味しい思いをした訳でもなく、停滞社会の中で物価高や増え続ける税・社会保障負担と減り続ける老後保障に喘ぐ現役世代に長期投資を促し資産形成を支援する制度がNISAです。
ジュリアナ東京のお立ち台で浮かれて踊り狂っている訳でもないのに、30年前のような天罰を落とされる謂れはないでしょう!?

しかしながら、30年経っても日本人の金融リテラシーの低さと投資に向かないダメな国民性が不変であることも節々に感じさせられます。
1989年の日経平均はPER約60倍のバブルだったのに対して、現在の日経平均PERは約15倍なので地に足が付いていない状態ではないし、大暴落するほどの高みに達している訳ではないと思います。

それより米国S&P500の24倍近いPERの方が気になりますね。
そう言えば、新NISAでS&P500にだけひたすら投資していればパフォーマンスも高いし大丈夫という声の大きさと買い煽りも気になりますね!?
自分が腑に落ちて納得していれば良いのですが、その人気と期待は既に織り込んでいるから高PERが正当化される訳で、ホームカントリーバイアスの強い素人ジェイソンやパックンがそう言いやってるからという理由は止めましょうね。
崩れた時の下方向への大きさは日経より米国株の方が大きいかも知れないし、「マグニフィセント7」と「S&P493」の合計パフォーマンスである「S&P500」がこの10年とは異なり長期的に冴えない可能性もありますね。

少しネガティブな話を年始にはしたくなかったので年内最後に書いておきました。
2024年からNISA制度自体は上手く使って行きたいですね。

今年も弊ブログにお付き合い下さり有難うございました。
良いお年をお迎え下さい。
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posted by 韋駄天太助 at 13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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