2024年03月08日

「一歩先いくUSテック・トップ20」なら本家東証ETFを!「米国大型テクノロジー株式ファンド」なら個別株を!

ブームに乗って(!?)米国ハイテク株をパッケージにした投資信託が2つリリースされます。

1つ目は大和アセットの「一歩先いくUSテック・トップ20インデックス」!
設定日:3月13日
目的:FactSet US Tech Top 20指数に連動した投資成果を目指す
信託報酬:税込0.495%(対象ETF:0.4125%+ファンド上乗せ分:0.0825%)

東証ETFにグローバルXのUS テック・トップ20 ETF(2244)が既にあるやんと思ったら、なんとこの東証ETFを組み入れるだけのファンドを大和アセットが出すということらしい。
「一歩先いく」がファンドの正式名称に付けられているのもグローバルXからETFと被る名前は付けるなと条件を出されたのでしょうかね?

2244ETFの1月末レポートを見ると、組み入れ1位の今をときめくエヌビディアを筆頭にM7全てが上位10位に含まれて占有率は5割を越えます。
さて、東証ETFでよりコストを抑えて購入保有できるのに、敢えてこのファンドを購入する意味があるのでしょうか?個人的にはありません!
海外ETFを組み入れるファンドなら安くはない為替手数料と売買手数料を抑えられるメリットがありますが、東証ETFなら為替の両替も必要なく売買手数料はゼロと見ていいですね。
更には貸株にすれば(SBI証券の現状で)0.1%の金利も付与されるので東証ETFなら実質信託報酬を年間0.3125%まで下げられるとも考えられます。

現在値が1800円程度で1株単位から買えるので買付単位が数万円程度からとなりがちなETFのデメリットも抑えられています。
敢えてファンドを選ぶメリットがあるとすれば、ETFが出す分配金をファンドが分配せずに内部投資してくれるケースですが、2244ETF(設定日:23年4月11日)は今のところ分配金を出しておらず、構成銘柄を考えると出たとしても1%未満と予想されるので0.08%の追加信託報酬を払ってファンドで配当分の複利効果とかあまり意味を為さないと思われます。

東証ETFですら敷居が高いと感じる人も少なくないでしょうし、外資のETFでは宣伝と信頼が弱いので認知度が低いって面はあるでしょうから、ETF特化で日本のファンド市場に精通してないグローバルXにとっては大和アセットがファンド化して売ってくれるのならどうぞと手を組んだのでしょうね。
でも、投資家にとってこのファンドのメリットは残念ながら少ないので、東証ETFを盛り上げるためにもグローバルXの2244ETFを選択しましょう!

2つ目はSMTAMの「米国大型テクノロジー株式ファンド」!
設定日:3月22日
投資態度:米国を代表する大型テクノロジー株式7銘柄(「マグニフィセント・セブン」又は「M7」)に集中投資することを基本戦略とする
・マグニフィセント・セブン(M7)とは、アマゾン・ドット・コム、アップル、アルファベット、エヌビディア、テスラ、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズの7銘柄を指します。
・各銘柄には等金額で投資することを基本とします。
信託報酬:税込0.594%

遂に出ましたね!待ってませんけど、わかりやすいM7ファンド!
M7を構成比14%強の等分で保有するだけのファンド。
「荒野の七人」から取ったマグニフィセント7という言葉が米国ハイテク7銘柄に与えられ定義されたのはごく最近のことだと思うのですが、M7に集中投資するファンドなので10年後もこの7銘柄だけに投資し続けるのでしょうね。
(場合によっては銘柄変更の可能性ありと逃げ道は記載されていますが誰がNew M7を定義するのでしょう?)

既にテスラやアップルが失速してM7の時代は終わり、次はMnM(マイクロソフト・宇エヌビディア・メタ)がリードするという見方もあります。
そもそもハイテクをリードするのはGAFAのトップ4だったのが、スマホに出遅れ低迷して脱落していたマイクロソフトが復活したので取って付けた造語がGAFAMですね。それも10年前の話ではない。
そのマイクロソフトが今度は生成AIで一番期待が高まっていますが、新技術で目まぐるしく主役と期待が入れ替わり、一年後にはM7なんて言葉は誰も使わなくなってるかも知れませんね!?

と、このファンドの存在意義に疑問符なのですが、更に言えば7銘柄をパッケージにしただけで信託報酬を年0.6%近く取られるなら、7銘柄程度は素直に個別株を買った方が安いし管理し切れない銘柄数でもなく、ファンドにするには中途半端。
今は米国個別株でも為替手数料がほぼゼロになるケースも多く購入手数料が高くても1年ホールドすればファンドよりも絶対に低コストですね。

M7ファンドを買うなら、信託報酬を払わずM7を個別株で7銘柄買えばいいだけですね。
或いはM7を含み銘柄可変の大和「一歩先いくUSテック・トップ20インデックス」を買った方が良いし、それよりもコストを抑えて東証ETFの「グローバルX US テック・トップ20 ETF」(2244)を買う方が個人的にはベストですね。

それと似たような時流に乗ったM7含む米国ハイテクファンドの設定日が3月13日と22日ですか?
うーん、そろそろエヌビディアもM7も曲がるかなという観点で事象を眺めることも大事かも知れませんね!?
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posted by 韋駄天太助 at 21:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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