まず1つ目はサウジアラビアETFです!
時期はまだ未定ですが、岸田総理がサウジアラビアとの首脳会談で包括的枠組みの中で合意したことなので、東証にサウジアラビアETFが上場することは間違いないと思います。
SBIHD傘下の資産運用会社(SBIアセットマネジメントと推測される)が現地企業との業務提携でETFを組成することも決まっています。
外国人の購入に制限を課しているサウジアラビア株を東証のETFで投資可能となることに意義があるとは思うものの、個人的にはサウジETFだけ出して来られても待ってましたとはなりません。
新興国好きな私でも仮にサウジに投資するとしても非常に小さな割合に留めると思いますし、どの程度の資金が集まり育つかは疑問です。
米国ETFのようにいくつもの国別ETFの選択肢がある中での1つにサウジだと思うので、SBIにはサウジを機に国別ETFを広く揃えて行って欲しいですね。
(英国ETFもオーストラリアETFもないのにサウジが先ですか?儲かりますかね?)
海外のサウジアラビアETFでは、米国ETF(KSA)の経費率が0.74%、香港ETFの経費率が1.2%なので、東証ETFもSBIが頑張って1%弱と言ったところになるのではないでしょうか?
個人的にはサウジETFでサウジに気軽に投資できるようになることよりも、波及効果となり東証上場の国別ETFが増えていくキッカケになれば良いと思います。
2つ目は、6月4日に上場決定の「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」(愛称:NF・日経半導体ETF)!
銘柄コード「200A」が覚えやすくて良い番号が取れましたね。
東証上場の時価総額上位30銘柄を加重平均した「日経半導体指数」が今年の3月25日から算出開始されていましたが、連動するETFはまだなく野村のETFが第1号となります。
フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)を猿真似した東証版が「日経半導体指数」であり、野村ETFは日本版SOX指数ETFとも言えます。
少し皮肉っぽくなりましたが、最近の日経平均を押し上げてきたのは半導体関連銘柄であり、生成AI等により高成長銘柄に返り咲いているので遅ればせながら日経は良い指数を組成したと思います。
SOX指数が伸びていくなら日経半導体指数も米国に右へ倣えで伸びていく、エヌビディアが伸びていくなら東京エレクトロンも伸びていく、米国株は敷居が高いし個別株もよく熟知してないけど半導体株全体の伸びにはベットしたいから、日本版半導体指数の東証ETFで充分というニーズに応えられそうです。
日経半導体指数にも今をときめく銘柄が並びますが、構成比18%で組み入れ1位の東京エレクトロンは今や一単元300万円ないと買えないので個人ではリッチにしか手が出ませんが、このETFなら1口2千円程度から購入できるので購入金額の敷居が低くなるメリットもあります。
ただ、信託報酬が税込0.462%でもう少し頑張れるだろうと思うのですが、まだ競合がなく日経指数連動ではありませんが「グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF」の信託報酬が税込0.649%なので、このレベルを基準にして野村ですし安売りせずに設定して来たのでしょうね!?
野村だけが日経半導体指数のETFを出して終わりということも考えにくく、第2第3のETFを組成する運用会社により信託報酬低減は期待できると思います。
ということで、日経半導体指数は日本の今(今後?)の強みにフォーカスしたユニークな良い指数だと思いますし、いつ上場になるかは不明ですがサウジETFも東証ETFの多様化と活性化に貢献してくれることを期待します!

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