上場株式(ETF含む)の場合は来年営業初日の6日受渡なら、約定は3営業日前にあたる年内26日でNISAをスタートしてよい訳だ!
軽減税率10%が適用される年内に特定口座で売却して同銘柄を年明けにNISA口座で買い戻すと、(海外市場はあまり休まないし)1週間程度の間に価格が大きく動くリスクがあると誤認識していたのですが、年内フライングなら1営業日のズレで抑えられますね。
25日に特定口座で売却して、26日にNISA口座で買い戻せばよい筈です。
え?それなら、26日に売れば価格差なしで利益だけ吐き出してNISAに移せるだろって?
確かに間違っていないし、やるのは自由ですよ。特定口座の受け渡しも来年になることを理解しているなら・・。
つまり、20%の税金を払ってNISAに乗り換えることになると認識しているなら。
(ていうか、それなら急がずに来年ゆっくりやった方がよいと思うけど・・。)
特定口座も受渡日が基準なので、軽減税率を受けたいなら上場株式の場合25日までに売却する必要があります。(一般口座は約定日基準でも可のはず。)
但し、NISA口座を開設した(する)証券会社が年内に対応してくれなければ話になりません。
日経には「松井証券やカブドットコム証券など一部を除き」各社が26日から注文受付するとのことですが、ネット証券では大手に入る2社が非対応で本当に各社が対応できるのでしょうか?
こんなことまで気にしてNISA口座を選んだ人もいないでしょうから、「一部」を選んでしまった人はあきらめるしかないですね。
因みに、私は12月に入ってから申し込んだのでNISA口座の年内開設はまず間に合わないと思われ、26日受付も関係ないのですが。(笑)
また、投資信託の場合は銘柄によって約定日から受渡日までの期間が異なり、海外モノなら現地の休日にも左右されるので、受渡が年をまたぐ・またがない為にいつ約定すれば良いかをよく確認しておく必要があると思います。
NISA口座とは関係なしに、関連した重要なことを1つ。
軽減税率のうちに年内利確したくて、年末間際に特定口座で一斉に思いっきり売却したら、あれ何故か20%課税されて想定外の納税額になっちゃったよ!聞いてねえよ!トホホ・・という人が必ず出て来るでしょう。
上場株(ETF)を25日に売れば10%課税、26日に売れば20%課税なのです!
サンタからのとんでもないプレゼントと笑えない笑い話にしないためにも、年末の売買は約定日から受渡日までの営業日数を確認し計画的に売買することが肝要でしょう。
