2013年12月12日

年内に軽減税率10%で利確し翌日にNISA口座で買い戻しは可能!年末売りの20%課税にも注意!

日経に「NISAの株取引、26日から受け付け」という記事があったので、来年スタートなのに気の早いことと思ったら、そうか受け渡しが来年なら約定は年内からフライング(?)スタートできるのか!
上場株式(ETF含む)の場合は来年営業初日の6日受渡なら、約定は3営業日前にあたる年内26日でNISAをスタートしてよい訳だ!

軽減税率10%が適用される年内に特定口座で売却して同銘柄を年明けにNISA口座で買い戻すと、(海外市場はあまり休まないし)1週間程度の間に価格が大きく動くリスクがあると誤認識していたのですが、年内フライングなら1営業日のズレで抑えられますね。
25日に特定口座で売却して、26日にNISA口座で買い戻せばよい筈です。

え?それなら、26日に売れば価格差なしで利益だけ吐き出してNISAに移せるだろって?
確かに間違っていないし、やるのは自由ですよ。特定口座の受け渡しも来年になることを理解しているなら・・。
つまり、20%の税金を払ってNISAに乗り換えることになると認識しているなら。
(ていうか、それなら急がずに来年ゆっくりやった方がよいと思うけど・・。)
特定口座も受渡日が基準なので、軽減税率を受けたいなら上場株式の場合25日までに売却する必要があります。(一般口座は約定日基準でも可のはず。)

但し、NISA口座を開設した(する)証券会社が年内に対応してくれなければ話になりません。
日経には「松井証券やカブドットコム証券など一部を除き」各社が26日から注文受付するとのことですが、ネット証券では大手に入る2社が非対応で本当に各社が対応できるのでしょうか?

こんなことまで気にしてNISA口座を選んだ人もいないでしょうから、「一部」を選んでしまった人はあきらめるしかないですね。
因みに、私は12月に入ってから申し込んだのでNISA口座の年内開設はまず間に合わないと思われ、26日受付も関係ないのですが。(笑)

また、投資信託の場合は銘柄によって約定日から受渡日までの期間が異なり、海外モノなら現地の休日にも左右されるので、受渡が年をまたぐ・またがない為にいつ約定すれば良いかをよく確認しておく必要があると思います。

NISA口座とは関係なしに、関連した重要なことを1つ。
軽減税率のうちに年内利確したくて、年末間際に特定口座で一斉に思いっきり売却したら、あれ何故か20%課税されて想定外の納税額になっちゃったよ!聞いてねえよ!トホホ・・という人が必ず出て来るでしょう。
上場株(ETF)を25日に売れば10%課税、26日に売れば20%課税なのです!
サンタからのとんでもないプレゼントと笑えない笑い話にしないためにも、年末の売買は約定日から受渡日までの営業日数を確認し計画的に売買することが肝要でしょう。
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posted by 韋駄天太助 at 18:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月30日

証券優遇税制廃止に伴い2013年内に含み益を全て吐き出せば税金トクなのか?

2013年も残り1ヵ月となりますが、10%の証券優遇税率は今年一杯で廃止となり、2014年からは本則の20%に戻り税金倍増なので消費増税どころの騒ぎではありません!?
(復興特別所得税を含めると、10.147%から20.315%へと倍以上のアップ!)

消費増税前に消費を前倒しした方が税金トクなのと同様に、優遇税制の今年中に株・投信を売った方が税金トクするのは基本的には当たり前です。
基本的ではないケースとしては、30年ホールドするつもりなので税引後再投資で元本が減り結果減税分以上に損することもあるとか、元本に対し含み益が小さいと減税分を売買コストが上回ることもあるとか、・・・。

投資家各々で作戦は変わってくるので、絶対的にこうすれば良いとマニュアル化できるものでもないと思います。
私個人も基本的には年内の含み益吐き出しを考えていますが、どのようにどこまでやるかは決めあぐねています。

現状ポーとフォリオ全体の含み益が100万円だとします。
来年以降利確するよりも年内に行えば、10万円[=100万円x(20%-10%)]の節税になります。(復興特別税は考慮せず)

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posted by 韋駄天太助 at 19:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月24日

NISA口座で配当金を非課税とするには「株式数比例配分方式」選択が必要だが色々と面倒!

そろそろNISA口座をどの証券会社に決めようかと、ある証券会社から頼んでもいないのに申込書とセットで送られてきたNISA解説の小冊子を読んでいたら今頃こんなことに気付きました!

NISA口座で買い付けた上場株式・ETF・REITの配当金・分配金を非課税とするには受取方法に「株式数比例配分方式」を選択しなければならない。

その他の配当金領収証方式(郵便局に持っていく方式)や登録配当金受領口座方式(指定銀行口座に振り込んでもらう方式)では課税されます!
しかも、後からこの配当はNISA分で本来非課税だから源泉徴収税を返してねと確定申告も出来ないらしい・・。

あっそう、じゃあNISA口座は「株式数比例配分方式」を間違いなく選択すればいいのね?
でも、話はそう簡単には済まないのだ!

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posted by 韋駄天太助 at 20:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月17日

マネックスの米国株特定口座対応と定率制手数料は高評価だが国内市場も徐々に充実?

マネックス証券が12月16日から米国株の特定口座対応開始と発表しました。
主要オンライン証券初とのことですが、既に中国株も特定口座対応済でノウハウも蓄積しているし海外証券の買収で連携もスムーズになったのか、この件では確かに二歩も三歩も他社の先を行っていますね。

また、9月には一取引あたり定額制で横並びだった米国株手数料を約定代金の0.4725%という定率制に変更し、かつ他社の定額制を下回る料金設定にしました。
米国株の一注文で定額26.25ドルなんて手数料には物凄い抵抗を感じていたのですが、マネックスは下限5.25ドルと上限21ドルの間は定率料金となったので、20万円程度で小出しの注文(手数料千円弱かな?)を複数回にわけて買い付けるという手段が取りやすくなります。

手数料と特定口座対応のアドバンテージで米国株ならマネックス!
いや実に素晴らしい!早速買いたいと言いたいところですが・・。

米国個別株なら良いですが、ETF目当てならマネックスが敷居を下げてくれたと言っても、まだ高いぞ米国株口座の敷居・・と思ってしまいます。

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posted by 韋駄天太助 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月25日

グローバル競争下の法人減税で企業に賃上げを脅す「恥ずかしい」ローカル日本!

甘利経済財政相が法人減税に関連してメディアで以下のような発言をしました。
「収益が上がっているのに賃金や下請け代金を上げないと恥ずかしい企業だという環境をつくりたい」

この発言に日本の場合は拍手する人の方が多いかも知れませんが、自由民主主義社会・資本主義の経済大国で大臣のこのような社会の原理原則も踏まえない発言がまかり通るから、ローカル日本でグローバル!グローバル!と永遠に遠い目標を叫び続けなければならないのかも知れない!?

意訳すれば、
お上が年貢の納付率を下げてやるのだから、減税で納める必要がなくなった有り難い米俵は従業員と下請け企業に分配せよ。
さもなくば暴利を貪る企業は市中引き回しとは言わないが、正義の政・官が辱しめてやる!ヒッヒッヒッ!
と時代錯誤も甚だしいことを言っている訳だ!?

経済財政大臣にご説明申し上げねばならないのも恥ずかしい限りですが、
「企業の利益はその所有者たる株主に帰属します」
日本が資本主義を採用する以上、これは動かしがたい原理原則なんですよ、大臣殿!
法人減税により税引き後当期利益が増えるから、営業費用である「人件費」「業務委託費」を増やしなさいと、株主の頭越しに政府が経営陣に指示・要求したり、処罰をちらつかす権限はないんだよ!

政府がやりたいなら、法人減税をやめて同じ歳入減となる規模で所得減税を行うべきだ。
(その方が法人減税効果の大きい大企業の従業員に恩恵が偏ることもない。)

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posted by 韋駄天太助 at 12:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月03日

i-mizuho東南アジア株式インデックスファンドは大変評価できるが購入タイミングは最悪!?

i-mizuhoシリーズ22本の中で私が一番評価するのは東南アジア株式インデックスファンドです。
アセアン地域という括りでのインデックスファンドは日本初であり、アクティブファンドは既にいくつかあるものの信託報酬はやはり年2%近い。

アセアンがノーロードで信託報酬0.6615%のファンドはやはり魅力的で、個人的にはこれ1つのためだけでもみずほに投信口座を作ろうかと思ってしまいます。
でも、アセアンのインデックスと言ってもアバウトなので、もう少し詳細を追いたいと思います。

このファンドの連動対象は、「FTSEアセアン40インデックス (円換算ベース)」です。
FTSE/ASEAN 40 INDEXとはアセアン5カ国(インドネシア・フィリピン・シンガポール・マレーシア・タイ)の大企業40社の株価に連動します。

<7月3日時点のデータ(etfdb.comより)>
[組み入れ銘柄TOP5]
Singapore Telecommunications Limited(Z74 ): 6.29%
Oversea-Chinese Banking Corp Ltd(OVCHF ): 6.17%
DBS Group Holdings Ltd(D05 ): 6.05%
United Overseas Bank Ltd.(U11 ): 5.30%
Malayan Banking Berhad(1155 ): 4.13%

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posted by 韋駄天太助 at 12:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月06日

NISA制度に複数口座は必要ない!?利便性が悪いから業界の過当競争で投資家にメリット!

NISA!ニーサ!と世間は盛り上がっていますが(?)、野村アセットマネジメントが7月に実施した調査では、NISAの認知率は約4割、うち「名前も内容も知っている」率は17%、「利用したい」意向は15%だったそうです。

一般の3万7千人に対するネット調査の結果なので、15%は高い数字でしょうし、金融業界がNISA制度によって作り出されるかも知れない1千万人規模の新需要獲得に躍起なのも自然かも知れません。

ネット証券がシステム対応コストに見合わない制度と消極的だったのが嘘のようにニンジンをぶら下げてフライング的獲得合戦を展開しており、メガバンクまで巻き込んで、第一生命まで「冷やし中華始めました」みたいに気楽なノリで(?)NISA口座を始めちゃうほど、金融業界全体でNISAお祭り騒ぎを演出しています。

ところが、NISA制度自体は細かい内容でまだ不明点があったり、制度自体の使い勝手の悪さが指摘されていますが、これはグッドニュース!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月25日

One MIZUHOとブラックロックのコンビでメガバンク発格安インデックス投信20本登場か!?

6月10日の時点で、みずほ銀行とみずほ証券の連名で「ブラックロック・ジャパン株式会社とのインデックスファンドシリーズにかかる開発について」というプレスリリースが出ています。
http://www.mizuho-sc.com/company/newsrelease/2013/pdf/20130610_01jp.pdf

概要は、
●ブラックロック・ジャパンがインデックスファンドシリーズを組成し、みずほ銀行・みずほ証券がネット専用で 8 月から 9 月にかけて販売開始予定
●世界のさまざまな指数に連動することを目指すシリーズで、インデックスファンドの少数カテゴリーも含め、計20本以上のファンドをシリーズとして取りそろえる。
●各ファンドはノーロードとし、信託報酬も抑えたものとなるよう協働して取り組む
とのことで、ノーロードも明記され興味は惹かれましたが、どうせメガバンクが取り組んだところで信託報酬は1%切る程度じゃねえのと、この時点ではスルーしていました。

ところが、7月24日付けの日経新聞では具体的な内容ではなかったものの、このシリーズは9月にも発売で信託報酬は0.5%前後との情報がありました。
みずほ銀行のインデックスファンドがノーロードで信託報酬0.5%前後!?
メガバンクの販売でたったの0.5%!!!

メガバンクの殿様商売が重い腰を上げて、One MIZUHOは本気を出すのか!?
「お客様の一番へ!」「すべての頑張る人のサポーターでありたい!」の決めゼリフは信じていいのか!?

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posted by 韋駄天太助 at 18:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月21日

iシェアーズ3ETF(先進国・新興国・フロンティア)国内上場後の滑り出しは順調!?

iシェアーズの世界3セグメントの先進国(コクサイ)・新興国・フロンティア国ETFが7月17日に東証に上場されました。
まだ取引開始されて3営業日しか経過していませんが、取引状況はどうなっているのでしょうか?

【乖離率(%)】    17日 18日 19日
1581:先進国株   +0.67 +0.27 -0.46
1582:エマージング +0.34 +0.90 +0.34
1582:フロンティア +0.87 +1.86 +1.24

この数字だけを見る限り、上場直後でこの乖離率は極めて優秀と言えるのではないでしょうか?
特に先進国はブレが1%以下に収まっていて、3日目はマイナス乖離でありプラスにだけ乖離している訳でもない。
この辺はさすがETF本場米国のiシェアーズ銘柄の重複上場と言えるのかも知れません。

やはり乖離は先進国<新興国<フロンティアという結果になっていますが、フロンティアの乖離も日本国内ETFを基準にすれば極めて優秀な部類に入ると思えます。(それ程国産ETFがアレなんですけどね!?)
ただ気を付けたいのは、18日にエマ株ETFをたかが+0.9%の乖離で買った場合でも、0.18%の信託報酬の5年分に相当するコストを購入時に支払っているのと同じであり、0.01%の信託報酬は目を皿にして厳選する人が売買時の乖離率に無頓着なのは算数的には極めて不思議な大間違いの行動である!?

【売買代金[19日]】
1581:先進国株   52百万円 (vs 1680:日興 33百万円)
1582:エマージング 22百万円 (vs 1681:日興 22百万円)
1582:フロンティア 35百万円

上場初日の売買代金は膨らむので3日目で比較しましたが、日興の同種ETFを先進国では上回り新興国は同水準ですね。
上場直後だから売買する人と逆に手を出さず様子見する人がいるので、今後日興の国産ETFとiシェアーズのどちらがより選好されるのでしょうか?
売買代金でフロンティアがエマージングを上回っていますが、エマは日興と競合する上にフロンティアは日本初であり上場直後なので、今は自然な傾向でしょう。

Iシェアーズの3ETFは静かで順調な滑り出しと言えるのかも知れませんが、私も上場直後のETFはなんであれ手を出さずに様子見しているチキンの1人です。
3カ月は様子を見たいと思っていますが、iシェアーズは滑り出しの乖離率も小さいし、今程度の乖離率を継続的に保ってくれれば数週間の様子見で購入するかも知れません。
やっぱりフロンティアETFを少しだけホールドしたいな!
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posted by 韋駄天太助 at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月15日

東証・大証統合の副産物でTOPIXに王将・近鉄百貨店・六甲バターの関西色を注入!

日本取引所が16日から東証と大証の現物株市場を統合します。
いがみ合っていた(?)東西が一つになることで、日本に世界3位の株式市場が誕生することになるそうです。

実際には大証から東証に現物株を全て移管して、大証はデリバティブ専門の取引所として再出発し、東証の「アローヘッド」システムで旧大証の現物株取引も行われることになります。
ふーん、あっそうで終わる話なんですが、今回の言ってみれば単なる場所とシステムの変更によって面白い副産物があります!?

それはTOPIXに少し関西のノリが加わることです!?
TOPIXとは東証株価指数のことであり、東証一部上場企業の時価総額加重平均により算出される指数です。

大証一部に単独で上場している企業は37社あり、東西の株式市場が統合されることにより当然のことながらTOPIXに組み入れられることになります。
言い換えれば、TOPIXが日本株式一部市場指数に格上げされるとも言えるのですが、東単独の指数が東西連合の指数に昇格して連続性の面では問題ありと思った方はそれ程心配する必要はなさそうです。

東証一部約1700社に対して、大証一部単独上場は37社に過ぎません。
その中でも目に付く銘柄を拾ってみると・・、

9936 王将フードサービス
4517 ビオフェルミン製薬
8244 近鉄百貨店
2266 六甲バター(他33社)
かつ、時価総額加重平均ですから指数の連続性に大きな影響を与えるとは考えなくて良さそうです。
(パナソニック等の関西発大企業の多くは既に東証に上場済。)

でも、全国区の「餃子の王将」や「QBBベビーチーズ」の六甲バターや関西ローカルの百貨店や鉄道がTOPIXに組み入れられることは、日本株式市場の一部指数としてパワーアップすることであり、良いことでしょう。

TOPIXに組み入れられることで、これら大証単独銘柄の先回り買いも起こり、指数先にありきで市場のいびつさも感じますが、関西のノリが加わることでTOPIXも陽気に元気に活気づくといいですね!?
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posted by 韋駄天太助 at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

フロンティアETFを含むiシェアーズのワールドクラス3銘柄が東証に上場!

ブラックロック・ファンド・アドバイザーズが7月17日に下記3銘柄のETFをJDR形式で東証に上場させます!

コード:銘柄名 [管理報酬]
1581:iシェアーズ 先進国株ETF (MSCIコクサイ)       [0.25%]
1582:iシェアーズ エマージング株ETF (MSCI エマージングIMI) [0.18%]
1583:iシェアーズ フロンティア株ETF (MSCI フロンティア100) [0.79%]

米国ETFでは有名な“iシェアーズ”シリーズの日本重複上場であり、この上場自体は画期的なニュースだと思います。
しかしながら、MSCIコクサイ連動の先進国ETFは既に国産ETFが2銘柄上場し、三菱UFJのMAXISは信託報酬0.25%(+消費税)で同程度のコストである。
(というより、国産ETFが本家の米国ETFを真似て同コストにしたのだが、消費税分だけ若干高いことになる。)

従い、ブランド大好き日本人には堪らないかも知れないが、それ程のインパクトはない。
今回のニュースで私の目を引いたのは2点。

●新興国ETFの年間報酬がたったの0.18%!
コスト競争も激しい米国ETFをそのまま日本に持ち込んでくれたので、なんと新興国ETFのコストが驚愕の0.18%です!
何故か同シリーズの先進国を下回る低コストであり、日興AMの国産・新興国ETFのコストも当然下回ります。

当たり前ですが、10年ホールドしても管理報酬で抜かれるのはたったの1.8%に過ぎない訳で、長期保有には有利になります。
このコストで20カ国以上の新興国に分散投資してくれるのだから素晴らしい!
因みにiシェアーズ日経225ETFの年間報酬が0.17%ですから、コスト構造的にはおかしいように思いますが、日経平均を買うのと同程度のコストで新興国に分散投資できるということです!

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posted by 韋駄天太助 at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月09日

EXE-iは最安コストのファンドだが投信マイレージを考慮すると圧倒的でもない!?

SBIアセットマネジメントから低コストインデックスファンドのEXE-i(エグゼアイ)シリーズが5月13日の設定で発表され、販売会社のSBI証券で申し込みの受付が始まりました。

米国上場の超低コストETFを組み合わせて、日本のインデックス投信としては圧倒的に最安の信託報酬、かつ信託財産留保額も掛からないという本当に低コストのファンドです。

●先進国株式ファンド:年0.3515%程度
●新興国株式ファンド:年0.4355%程度
の信託報酬は対抗馬が存在しない圧倒的な低コストのように思える・・。

しかしながら、アレを考慮すると必ずしもそうではない!
対抗馬は既に存在するのであ〜る!

アレとはSBI証券券独自の投信マイレージサービスであり、投信保有額に対して0.1%がSBIポイントとして還元される。
更に保有額が1000万円を超えると、(1000万円超の部分に対してではなく全保有額に対して)0.2%が還元されるという、これこそ対抗馬のない太っ腹サービスである!
このポイントは現金にも還元できるが、電子マネーのSuicaやnanacoには等価交換できるので、実質0,1〜0.2%の投信値引きサービスと言ってもよい。

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posted by 韋駄天太助 at 17:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月11日

私が選ぶ意味不明なFund of the Year 2011はくりっく株365のコレだ!?

モーニングスターが「Fund of the Year 2011」を発表していますが、あんまり面白くない(?)ので私も対抗してみます!?

韋駄天太助が独断と偏見で選ぶ「意味不明なファンド・オブ・ザ・イヤー2011」はコレだ!

(あれ、「意味不明な・・」って別のところで盛り上がっている違うランキングでは?)
えっ、違いますよ、全く関係ありません。

私がこれから選ぶファンドが意味不明なんですよ。読めば、絶対「意味不明」と思うからご安心を!?
でも、ふざけているようで至ってマジメなのが太助流なので、単なるパロディーではありませんよ!?

では、私の選んだ栄えある「意味不明なファンド・オブ・ザ・イヤー2011」を発表します!

他のファンドでは足元にも及ばない圧倒的な商品力で低コストを実現している唯一無二のファンドはコレだ!

「くりっく株365」の「FTSE中国25」に決定しました!

(ハア?それはファンドじゃねえだろ!)
そう違いますよ、だからインチキで意味不明なんですよ。

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posted by 韋駄天太助 at 23:52 | Comment(4) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月02日

日本の株や不動産は失われるフォーエバー21!?50年後に人口3割減の衝撃!

国立社会保障・人口問題研究所が1月30日に発表した人口推計では、50年後の2060年に人口は約3割減の8675万人となり、かつ、その内の4割が65歳以上の高齢者となるという予測はなかなか衝撃的ではあります。

50年後の長期予測など前提条件を少し変えただけで何千万人と違ってくると思いますが、右肩下がりの傾斜角度の問題だけであり、楽観的に見積もっても人口が増えていく予想にはならないことは誰の目にも明らかだと思います。

前提条件で子供手当を月何円で見込んでいて、廃止したら50年後の人口が更に何万人減少するか示せと言いたくなるが、きっと私と同じで手当あり・なしの出生率の違いは無視できると見ているのでしょう。(都合悪いと与党が隠蔽するし!?)

鉛筆をなめる必要もないであろう国連が昨年発表した世界の人口推計では、2100年の日本の人口を9133万人と予想しているので、40年以上も早く9000万人割れを達成(?)すると日本の役所研究所は見ている訳です。

しかしながら、世界人口は右肩上がりで2100年101億人に達するという予測の中、国連の人口推計でも日本の人口減少率は突出していて、今後90年ではウクライナ・中国に続き減少率−27.8%で世界ワースト3位です。

さて、
●日経平均がいつかは20年前のバブル最高値を更新して4万円の高みに達するのでしょうか?
2060年までに出来なければ、2200年頃だろうか?
人生は有限だから、個人的にはどっちもあまり関係ないけど。

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posted by 韋駄天太助 at 19:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

投信高分配歯止めの法改正に総論賛成だか、理由は投資家保護ではなく市場保護!?

金曜日の日経朝刊に載った、金融庁が毎月高分配の投資信託を規制するための法改正に動いているという記事に対して、賛否両論あるようですが、どちらの意見もなるほどと頷けます。

私も基本的には規制強化を好みませんが、日本独特の異常な高分配投信への集中と選択という不思議なガラパゴス状況を見ていると、こりゃ法改正でも武力制圧でも(?)何でも手は打たないといけないと思いますね。

えっ、あくどい証券会社から投資家を保護することが最優先だって?
全然違うよ!むしろ、その逆だって!
市場が暴力的な奔放もとい本邦投資家に破壊されないように防ぐためだよ!?

金融庁よ、マーケットを怒涛の一斉横並び集中豪雨、赤信号みんなで渡れば怖くない不思議なブラジルレアル団体ツアー客から守ってくれ!?

規制反対派が言うように、勉強しない投資家が悪い、強欲なのに損してクレームする客が悪いってのはその通りなのだけど、高分配投信をしこたま買っている年代の人達はもう直らないもの。
(巨額の毎月分配元本保証詐欺事件が一向になくならないのも同根!)

彼らは自己責任だけど(この言葉もこの年代の人達の辞書にはないけど!?)、大海のユーロを売った潤沢ジャパン老人マネーで小さな池のブラジルレアルを買われたら、ブラジル政府は堪らないよ。
ブラジルは正式に日本の投信名指しで迷惑だから制限しろと日本政府にクレームつけていいと思うのだけど・・。
せめてレアル高に著しい貢献をするだけではなく、為替と違って上がったら喜ばれるブラジル株に投じてくれれば、まだいいのだけど・・。(これはポジショントーク!)

旗振った方向音痴の添乗員に先導された日本の団体ツアー客を沢山見かけるようになったら、思考停止で売り!(笑)って逆指標には極めて有効なのですが、観光バスでブラジルレアル大渋滞だもの、はっきり言って世界の恥!

ちょっと(じゃねえだろ!)茶化しましたけど、真面目な話、投信の7割近くを毎月分配型が占めて、そのうちの9割以上が運用益を越える分配金を出して、残高は30〜40兆円にも及んでいる現状は、やっぱり日本の民度が問われますよ!?

実際には70歳のおばあちゃんに勉強・理解不足と言ってもどうにもならないケースや騙しに近いケースもあると思われ、毎月分配の規制というより一般投資家まで悪影響が及ばない投信シルバー規制を検討した方が良いのではないでしょうか?金融庁!

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posted by 韋駄天太助 at 21:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

アセアン4カ国の上場株式・ETFへの直接投資が楽天証券で2月下旬から可能に!

楽天証券が2月下旬を目処に、アセアン主要4カ国(シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア)の現地取引所に上場する主要株式の取扱いを開始予定です。

久しぶりに興味を引くネット証券の新サービスですが、概要は以下の通り。

【取扱い銘柄】
シンガポール 株式26銘柄、ETF46銘柄
タイ 50銘柄
インドネシア 45銘柄
マレーシア 30銘柄
アセアン計 197銘柄

【手数料】
ネット注文:約定代金の1.05%(最低525円)
電話注文:ネット手数料に2100円を加算
※約定代金は為替適用レートで計算した円換算金額

ウェブ上で注文できるので、アセアン197銘柄のリアルタイム板情報を見られるのだと思いますが、明記されていないので現時点では不明です。
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posted by 韋駄天太助 at 13:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

国内ETFに分散より集中を投資家は望んでいる!束になった先進国がタイに負ける現実!

東証のHPで月刊ETF・ETNレポートの掲載が12月版から始りましたが、その中に売買代金上位20銘柄がありました。

興味深かったのですが、当然上位に来る日経平均・TOPIX・東証REIT指数に連動するETFを除いて、東証116銘柄のETFの中で売れ筋はどうなっているのでしょう?

3位 :SPDRゴールド・シェア(1320)
4位 :純金上場信託(1540)
8位 :純銀上場信託(1542)
9位 :東証銀行業連動(1615)
13位:純プラチナ上場信託(1541)
14位:海外新興国[MSCIエマージング](1681)
15位:ブラジル・ボベスパ連動(1325)
16位:インド・Nifty連動(1678)
17位:NYダウ連動(1679)
18位:海外債券インデックス(1677)
19位:タイ株式SET指数連動(1559)
20位:海外先進国[MSCIコクサイ]連動(1680)

ゴールドが上位に来るのは予想通りでも、プラチナまで13位に入るのは予想外。

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posted by 韋駄天太助 at 15:15 | Comment(7) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

こんな相場環境でも南アフリカとフィリピンの株価が史上最高値を更新だと!?

2012年が明けてから、S&Pによる欧州9カ国一斉格下げ、ESFSも格下げ、ギリシャのデフォルト懸念再燃と悲観材料は沢山出ています。

ユーロ円は97円台まで下落し、ドル円はまた77円近辺でペッグ状態、底値を這って一向に上昇しない日経平均を見ていると、世界中の金融商品が悲観で底値に沈んでいると思い込んでしまうかも知れません。

しかしながら、決してそうではない。
金も暴落してさほど戻していない状況でNYダウが6ヶ月ぶりの高値を付けたなんてニュースを聞くと違和感を感じる人も多いかも知れませんが、こんな相場環境で空気を読まずに上昇しまくりの市場が他にある!

欧州の騒ぎをよそに年明けから株式市場が過去最高値を更新って正気なのか?

フィリピン総合指数が1月10日の時点で、昨年8月1日に付けた最高値を更新して史上最高値(4561)を記録しました。

9月下旬には3700台まで下落しましたが、その後は上昇を続け、本日は4700を付けて市場最高値を更新し続けています!

景気のええ話や〜!Congratulations!

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posted by 韋駄天太助 at 23:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月13日

上場予定の新興国債券ETFをアジア債券ETF・債券インデックス投信と比較してみた!

3月30日に日興AMが新興国債券インデックスETFを東証に上場します。

低コストで新興国債券に分散投資できることは歓迎すべきなのですが、既に同種のインデックス投信は3社から出ているし、アジア新興国債券ETFも上場済。
違いを理解しておかないと、選択できないので比較してみました。

略称:上場新興国債ETF(1566)
管理会社:日興AM
正式名称:上場インデックスファンド新興国債券(バークレイズLocal EM国債)
対象指数:バークレイズ・キャピタル自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス
分配:年6回予定
信託報酬:年0.4725%程度
対象19カ国:韓国(10%)、ブラジル(10%)、メキシコ(9.4%)、ポーランド(8.7%)、マレーシア(7.3%)、南アフリカ、タイ、ロシア、トルコ、インドネシア(5.4%)、コロンビア、イスラエル、チェコ、フィリピン、エジプト(2.4%)、ハンガリー(2.4%)、ペルー、チリ、クロアチア
(シェアは2011年12月現在)
※3月30日に上場予定。

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posted by 韋駄天太助 at 14:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

SBI投信保有ポイントをnanacoに交換して行ってみよーカドーが最強伝説!?

最近は言いたい放題ばかりだったので、年末ですしジャンボな(?)お得情報を。

ネット証券で投資信託を保有するとポイントを付けてくれる二大巨頭はSBI証券マネックス証券ですが、保有額に対するポイント付与率は0.1%と0.08%で若干SBI証券の方が高い。
しかも、保有額が1千万円を越えるとポイント付与率が倍の0.2%になるという太っ腹。(越えた分ではなく全保有額に対してです!)

銀行に普通預金で現金を預けてもこんな高金利(?)は付けてくれません!
ただ、キャッシュバックではないので独自ポイントから商品に交換しても欲しいものがなかったり、SBI証券では現金に交換可能ですがその場合は保有額に対するキャッシュバック率が0.85%まで落ちてしまいます。(それでも充分ですが・・。)
そこで、電子マネーに交換できれば実質キャッシュバックと同じです。

マネックス証券ではポイントをSuicaに交換できるようになり、保有額に対して0.08%のSuica電子マネーが戻ってくるので、実質0.08%のキャッシュバックと同じと考えられます。
しかしながら、元々還元率の高いSBI証券のポイントはヤフーポイントに交換しヤフオクやヤフーショッピングに使えば実質0.1%のキャッシュバックなので、まだ優位性があると思っていた。

でも、私の場合はあまり使う機会がなくてポイントだけ貯まっていく状態で、これなら還元率劣ってもスイカの方がいいかなと思っていたところ、やってくれました!

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posted by 韋駄天太助 at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする