しかしながら、数年ぶりのプチ暴落だったことは確かで世界中が株価連れ安に巻き込まれた訳ですが、なんとこんな環境で史上最高値を更新している不思議な国があります!
その国の名はブラジル!
米国が暴落している最中も横這いで耐えて見せ上旬と下旬の上昇に助けられ、魔の10月でもなんと10.2%の上昇を見せました。
これは大統領選でボルソナロ氏が勝つことを期待して上げたのですが、10月28日の大統領選当選以降も期待は止まらず上昇を続け、11月1日にはボベスパ指数が88,419を付け史上最高値を更新しました。
「ブラジルのトランプ」とも呼ばれ過激な発言も多い右派ですが、経済対策に注力し親市場的と見られている点はトランプやフィリピンのドゥテルテとも酷似しています。
ブラジルに蔓延る汚職対策や閣僚ポストも半減して財政規律の意識も高い点などが市場から高く評価されているようです。
トランプやドゥテルテのように実行力は高いでしょうし、こういうタイプ(?)が世界的に国のトップに立つのは時代の流れなのかも知れませんね!?
しかし、ブラジルの株価は良くも悪くも世界の流れと連動しませんね。
世界に出遅れて長らくマイナス成長で低迷を続けたかと思えば、今は世界中の株価が下げている時期に一国(?)だけで抗い最高値を更新です。
それだけ改革のし甲斐がある国で好感される政策を掲げ実行力もありそうな新大統領への期待が大きいということでしょう。
ブラジル株はポートフォリオの分散という意味ではとても有効かも知れませんね!?
世界が下げている時に上げて、世界が上げている時には下げてとことん低迷します!?
新大統領の過激さに一抹の不安はありますが(トランプだってドゥテルテだって)、改革を推し進める時には求められる人材だろうし、ブラジルは良い方向に変わっていくのではないかと私も新大統領に期待したい!
ちょっと暴れん坊ですけど、米国株と逆の動きをしたり世界ともあまり連動しないブラジル株をおつまみやスパイス的にポートフォリオに加えてみるのも良いのではないでしょうか?
日本円ベースだとボベスパ指数上昇もブラジルレアルの下落で若干相殺されるのですが、その内ボベスパ指数は10万を軽く超えるでしょう!?
ここからたったの13%上昇すればいいだけですから、ボルソナロ新大統領がやってくれるでしょう。
南米の雄は歴史的に決して仲が良くない北米の雄だの世界のリーダー国の株価下落には動じない同じない!
ブラジルの株価とボルソナロ大統領の手腕に注目です!
