2021年02月22日

業界最低水準を目指すPayPay投信はeMAXIS Slimに真っ向勝負か逃げの一手か!?

昨年の7月にZホールディングの金融6社が社名やサービスを「PayPay」ブランドに統一することを発表していました。
ジャパンネット銀行はPayPay銀行、One Tap BuyがPayPay証券、YJFX!がPay Pay FXなど。
この社名変更を喜んでいる社員は1人もいないと思いますが(?)、スマホ決済「PayPay」をいかに重視してブランドを浸透させようといるかがわかるし、何でも利用して手段を選ばず、もといグループの総力を結集して徹底してやるのがソフトバンクらしいところですね。

この時に「アストマックス投信投資顧問株式会社」も「PayPayアセットマネジメント株式会社」に社名変更し、サービス名は「PayPay投信」となることは決まっていました。
3月8日付けで新生「PayPayアセットマネジメント」が始動しますが、これに合わせて同日から
「PayPay投信 日経225インデックス」(信託報酬:税抜0.13%)及び
「PayPay投信 NYダウインデックス」(信託報酬:税抜0.18%)
の運用開始を発表しました。

どちらも業界最安値で投入してきましたが、これらは「PayPay投信インデックスファンドシリーズ」第1弾であり、業界最低水準の運用コストを目指すとしています。
つまり、今後シリーズ内で追加される投信についても業界最安値での設定が期待されます。
私は今回の出し方を見て、PayPay投信シリーズには真逆に近い2つの方向性が考えられると思いました。

@eMAXIS Slim等にガチンコ勝負を挑む王道路線
最初に日経とNYダウを選んだのは業界最安値を取れるインデックスだからであり、今後はMSCIコクサイやS&P500等の王道(?)インデックスでも業界最低水準の同コストで設定していく方向。
最初にコクサイやS&P500を出してSlimと同値では注目されないし、下回ってもSlimに公約通り追随されるだけ。
まずはメジャーな指数でありながら比較的コスト高めの日経とNYダウで最安値を取って注目を集めようと考えただけ。

AeMAXIS Slimとの勝負を避け敬遠して若干ニッチな路線へ!?
PayPayアセットマネジメントは「インデックスファンドシリーズ」としか言っていません。
私は1月25日のiFree NEXTに関するエントリーでも「インデックス投信の主要指数は値下げ競争が激しく今更コクサイ指数やエマージングマーケット指数を出したり値下げしても儲かる訳がないという状況になっている」と書きました。

今更後追いでeMAXIS Slimやニッセイの超低コストインデックスファンドに勝負を仕掛けてゼロからシェアを奪ってかつ薄利で儲けられると考える運用会社が出て来るとは思いませんでした。
それなら大和アセットの「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」のようにどこも手を付けていないファンドを出した方が儲かるでしょう。
これも立派なインデックスファンドであり、勝手にイメージで決め付けてしまいますがファンドシリーズ内にMSCIコクサイ連動を含める義務もない。

ここまでニッチではなくてもまだ信託報酬競争が進んでいないNASDAQ100指数とか業界最安値を狙えるインデックスだけを選んでシリーズ化する可能性もあると思います。
その第一弾として、S&P500と比べて30銘柄に過ぎないのにコスト高の説明もつかないNYダウと、S&P500と比べて自国の株式なのにコスト高の説明もつかない日経225を選んだ。
第二弾以降も最安値を取れるインデックスだけを選び、どうせ勝ち目のないeMAIXS Slimとのガチンコ勝負は徹底的に避けるというパターン。

さて、どういう路線になるかはシリーズ3本目の投入を見てみましょう!
当初はジャパンネット銀行とSBI証券での取り扱いになりますが、販路は順次拡大する考えのようです。
まずは身内からでしょうが、SBIグループとソフトバンクは既に2006年から資本関係を解消しているんですよね。
Zホールディング傘下の金融各社はライバル関係にもあるのですが、PayPay金融がSBIグループに挑んでいく気概があるのかも気になりますね。

Zホールディングの親会社である「携帯のソフトバンク」にとっては携帯を始めた楽天グループの金融各社も当然意識して「PayPay投信」を投入して来たと思います。
楽天グループの携帯回線安売りがそうであるように、参入が遅れた後発にとっては業界最低水準を死守してシェアを拡げていくしか道はありません。
様々な意味で「PayPayインデックスシリーズ」の次の一手が注目されます!
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posted by 韋駄天太助 at 10:54 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月15日

SBI証券とマネックス証券がクレカ投信積立ポイント還元で楽天証券を2年半後に追随!?

楽天証券が楽天カードのクレジット払いで月5万円までの投信積立に1%の楽天スーパーポイントを付与するサービスを開始したのは2018年10月のことです。
その後に類似サービスを投入する大手ネット証券もなく楽天グループの独壇場かと思われたところで2021年になってから2社の追随が明らかになりました。

マネックス証券は新生銀行グループのアプラスと業務提携して今春に「マネックスカード」を発行して投信積立サービスも提供予定です。
投信積立額に対して何%の付与かは明らかになってないと思いますが、ショッピング100円につきマネックスポイント1%還元なので投信積立においても1%付与が期待されます。

SBI証券は三井住友カードと提携して6月30日に「三井住友カードが発行するクレジットカードで投資信託が買える投信積立サービス」を開始して月5万円を上限に0.5%のVポイントを付与します。

第一印象として、楽天証券に遅れること2年半での追随はあまりにも遅く中途半端に映ります。
ポイントの利便性でも楽天スーパーポイントが圧倒的に勝るのに追随で上回る所もなさそう。

当初は楽天カード積立でポイント還元の影響を軽視して追随する意思もなかったが、楽天証券はこれにより契約者も増やして預かり残高もジワジワと拡大させて来た。
一方、SBIやマネックスもジワジワと楽天に奪われる悪影響を無視できなくなり2年半後に仕方なく追随したということでしょう。

簡単に追随できないのは証券会社の負担が大きいからだと思います。
楽天証券はグループ内の楽天カード決済なので証券会社がカード会社に手数料何%を払おうが、グループとしては楽天カードが顧客に付与する1%の持ち出しだけです。
(これも投信積立なら大きな負担だけどね、JCB/VISA/Masterへの支払分は不明なのでここでは除く)

一方でSBIや楽天は関係が近くても連結対象にはならない提携相手なのでカード会社が付与する0.5%-1%還元以上の決済手数料を負担すると考えるのが自然です。
通常3%程度はかかる決済手数料を投信積立で証券会社が負担すればビジネスが成り立たないのでかなりディスカウントした率で提携していることは間違いないでしょう。

もしかしたら、投信積立に関しては還元分だけの手数料負担にしてもらって提携したかも知れません。
カード会社にとっても大手ネット証券の顧客を自社に取り込める訳で月5万円の積立をする顧客ならそこは儲けなしで提携しても通常ショッピング利用での儲けに期待できると。
(個人投資家の場合は投資額と消費額が逆相関だったりして全然アテにならないのだけど[笑])

ここで1つ疑問なのは、SBI証券ならSBIグループの住信SBIネット銀行がミライノカードを発行しているので三井住友を使わずにグループ内取引でコスト削減できるのにしなかったこと。
SBIグループはそれ以前のSBIカード時代からクレカ事業には弱く規模も小さいので、ミライノカードでは楽天カードに全く対抗できないと自らの弱みを認識した上でブランド力のある三井住友カードと提携したのかも知れませんね。

即追随したとしてもポイントの強さで楽天証券と楽天カード連合が選好されていたと思いますが、更に2年半遅れですからね。
楽天から奪い返すのではなく共存しながらウチでも積立してくれれば良いという考えでも、投信積立だけで3社に月15万円を落とせる顧客は限られるので、優先順位を付けると楽天証券楽天カード連合がトップで優位は簡単に揺るがないように思います。

遅ればせながらやらないよりはマシだし、結果論で言えば2年も待たず可及的速やかに追随するべきだったんでしょうね。
文句ばかりになってしまった感がありますが、各社が競争して顧客が低廉で利便性の高いサービスを利用できるようになることは歓迎です!
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posted by 韋駄天太助 at 11:24 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月08日

日経平均が30年ぶりの2万9千円台ってまさかの3万円が早くも目前に!

週明けの日経平均は一時600円近く上昇して2万9千円台を軽々と超えて来ました!
なんと1990年8月6日以来で30年半ぶりの高値です!

その頃確か私は・・・と記憶を手繰り寄せてもすぐには思い出せない程の長い長い失われた30年ですね!?

先週末の雇用統計を受けたNYダウは0.3%高で大きく上昇した訳ではありませんでしたが、週初に3万ドルを回復して上がり続けた1週間でした。
1月21日に付けた最高値31188ドルに後一歩とまた迫って来ました。

ゲームストップ株を巡るロビンフッダーとヘッジファンドの対決に振り回された先々週の動きをものともせずに下落分を取り戻してきました。
市場参加者全体がファンダメンタルズ無視のイナゴ状態でロビンフッダーを笑えないという状況にならなければ良いですけどね!?

私は年初に「ここからたった7%上昇すればなんと日経3万円ですが、今月や今年中に見られるのでしょうか?」と書きましたが、今年中はともかく1月中は大袈裟のつもりでした。
でも、そんなに大袈裟でもなく現実に2月上旬には29400円手前まで来てしまいました。

ここから3万円に到達するために必要な上昇率はたったの2%です!
まさかの日経平均3万円が数日以内にも見られるかも知れませんね。

過去のエントリーでは日経平均が最高値3万8915円を越えるのは何十年後のことだろうかと書いた記憶もあるのですが、いやいやわからなくなってきました。(笑)
30年前の日経平均もゲームストップ株みたいにファンダメンタルズ(この国の脆弱さ)を無視した(過大すぎる評価であまりにも過剰な期待を織り込んだ)上昇だったのに、ユーフォリアの渦中にいる人の中で気付く者は稀だったことを忘れてはなりませんね。

「節分天井、彼岸底」のアノマリーにある通りに2月上旬は高値を付けやすい時期ですね。
相場全体がゲームストップ株みたいな動きになり市場参加者全員がロビンフッダー「れべる」だったとならないことを願います!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:31 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月01日

ゲームストップ株における正義の個人対ヘッジファンド対決はもうゲームストップせえや!?

米国で個人対ヘッジファンドの対決が世界の相場まで揺らして下落させる事態にまで発展しています。
米ゲームストップ株が割高だとして空売りを仕掛けたヘッジファンド勢に対して個人投資家がSNSで連帯して買いで応戦した結果、個人がファンド勢を打ち負かして買い戻しを迫られて株価は急騰。
個人は大儲けしてヘッジファンドは大きな損失を出しました。

その結果、ヘッジファンド勢が損失を穴埋めするために他銘柄に売りを出して相場全体が下落して世界にも波及した?(ほんまかいな?)
私はこのニュースでback numberが歌う「水平線」の歌詞が思い浮かびました。


さて、個人投資家の行いはヘッジファンドの売り崩しからゲームストップ株と企業を守って救った正義でしょうか?
ファンダメンタルズから見て高いと判断して売りから入ることは健全な価格調整機能であると考えられているので「空売り」という仕組みがあります。
しかしながら、ヘッジファンドが流動性の低い小型株によってたかってハイエナの如く売り崩しに集まってきて、資金力にモノを言わせて力業で個人の買いを投げさせて不当に安い価格まで落とし込んだ所で買い戻して儲けるという悪行(?)を得意としていることも事実。

今回は個人が連帯することでヘッジファンドを上回る資金力を生みヘッジファンドの悪行を防いだという見方も出来ます。
でも、ネットの掲示板で情報交換した個人が連帯して業績が好調でもない株価を何倍にも釣り上げる行為は健全な市場機能の破壊者に過ぎません。

今回俺たちがお前らにしたことは今までずっとお前らにされて来たことだ!
相場で資金のある方が資金のない方を振り回して奪うことは簡単でお前らは無能だ!何がファンダメンタルズなんだか?思い知ったか!!!
その通りではある。

個人対機関という構図だけではなく、更には個人対富裕層という構図もあります。
連帯した個人は無料掲示板(SNS)で情報交換して無料取引できるロビンフッドを使って株式投資を行う層でありハイソサイエティーとは言えませんね。
(日本で言えば、5ちゃんねらーが連帯してヘッジファンドの売りに立ちふさがり踏み上げるとか考えられないけどね)

一方、ヘッジファンドに大金を預けるのは概して富裕層でありそれを元手にレバを掛けて売り崩して来る訳です。
金持ちではない零細投資家が連帯して買いで応じて踏み上げさせてヘッジファンドに大損させることは即ち大嫌いな富裕層に大損させてやることです。
更には、ゼロサムゲームなので彼らの損失は俺たちの利益になる訳で富裕層から金を奪い取ってやったぜと溜飲が下がる訳です。

さて、これは正義でしょうか?
否。
でも、「正しさを別の正しさで無くす悲しみにも出会うけれど」「あなたの夢が一つ叶って歓声と拍手の中に誰かの悲鳴が隠れていること」は別の正しさで失って初めて「耐える理由を探しながら」「あなたは自分を知る」のかも知れません!?

でも、ゲームストップ株だけにもういい加減ゲームストップしてくれないと世界が悲鳴を上げるから!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:58 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月25日

「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」は低コストかつユニークなインデックス投信で高評価!

大和アセットマネジメントが1月13日に「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」というユニークなインデックス投信を設定しました。
このファンドは、NASDAQ Q-50指数(円ベース)の動きに連動した投資成果を目指します。

と言われてもわかりませんが、
「NASDAQ Q-50指数は、将来的にNASDAQ-100指数への組み入れが見込まれる企業のパフォーマンスを追跡するために設計された時価総額加重型の株価指数です。
NASDAQ Q-50指数は、時価総額でランク付けされた50社の株式で構成されており、コンピュータ・ハードウェアおよびソフトウェア、電気通信、小売/卸売業、バイオテクノ
ロジーなどの業種グループの企業を反映します。」

ということでザックリ言えば、NASDAQ市場から上位100銘柄を除いて将来NASDAQ100指数に入るまで育つと有望視される50銘柄を組み入れたインデックスファンドですね。
GAFAMはおろかテスラもネットフリックスも含まれないので、相当詳しくない限りは本邦投資家にとってロク?クラウドストライク?トレードデスク?と上位3銘柄の名前を聞いてもイメージが湧かないのではないでしょうか?
日本人にとってはこれらを筆頭に馴染みのない銘柄が50集まっているので、個別株ではなくインデックス投信で分散して買うにはうってつけの銘柄群だと思います。

目の付け所も良いのですが、評価すべきは驚き(!?)の低コスト!
信託報酬は年率0.495%[税抜0.45%]です!(はあ?どこが安いねん?)
絶対値で言えば安くはありませんが、NASDAQ市場の小粒銘柄群にも関わらずNASDAQ100指数に連動するファンドと同率の0.495%に設定されているのです!
同じくiFree NEXTシリーズでTOPIX小型株(一応東証一部上場)を対象とする日本小型株インデックスの信託報酬は0.44%でNASDAQ Q50と大差ありません。
GAFAを含む大型10銘柄だけで構成されるFANG+インデックス投信の信託報酬は年率0.7755%に設定されています。
NASDAQ Q50ならこれより高く設定されてもおかしくないのにNASDAQ100と同率で設定したのは良心的であり非常に低コストと言えるのです!

iFreeはNASDAQ関係のインデックスファンドを既に3つ(レバレッジ型含むと5つ)出しています。

NEXT NASDAQ100インデックス
NEXT FANG+インデックス
NEXT NASDAQバイオテクノロジーインデックス

株価の好調さもありNASDAQ関連インデックスの売れ行きが良くて、NASDAQ Q50をNASDAQ100に並ぶ主力商品に据えたいという意図が信託報酬に表れているのかも知れませんね。

インデックス投信の主要指数は値下げ競争が激しく今更コクサイ指数やエマージングマーケット指数を出したり値下げしても儲かる訳がないという状況になっていると思います。
それは大和アセットのiFreeシリーズも同様であり上記指数連動よりNEXT NASDAQ100ファンドの純資産総額の方が遥かに大きいのが現状です。
そもそもiFree NEXTのコンセプトが「もっと個性的な投資」で「特徴のある成長分野に着目した個性あるインデックスファンドシリーズ」なので、儲けるためにはiFreeではなくNEXTシリーズを強化していくべきでしょう。

大和アセットにはNASDAQに限らず個性的なインデックスシリーズを広げていくことを、他運用会社にも儲からない主要インデックス離れして多様なインデックスファンドを開発投入することを期待します。
そういう意味でも、大和アセットマネジメントがNASDAQ100と同率の低コストでiFreeNEXT NASDAQ次世代50を出してきたことは、インデックス投信業界に変化をもたらす参考でトリガーになり得ることも含めて高評価です!
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posted by 韋駄天太助 at 12:36 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月18日

新興国インデックスへの低コスト投資にニッセイ世界株式ファンドをミソに上手く使おう!?

新興国インデックスへの投資はコストが下がったとはいえ、日本や米国・先進国インデックスへの投資に比べるとまだまだ高く年間信託報酬0.2%以上は掛かります。
でも、条件付きですがもっと低コストで新興国に投資する方法があります!

まずメイン材料を1つだけ用意します。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」
これに各自でお好みのスパイスを振りかければ出来上がりです!(はあ?)

このファンドは国内株式、先進国株式、新興国株式に名目GDP総額比の割合で投資を行い、年1回投資割合を見直します。
という崇高な思想は置いておいて(?)、単なる調理材料なので割合を確認しておきます。
20年6月の設定時で国内6%、先進国54%、新興国40%の割合となり、名目GDPのお蔭で新興国比率がかなり高いのですが、信託報酬は0.1144%であることがミソです!?

このファンドは単に3地域のインデックスをブレンドしただけなので、個々のインデックス投信をこの割合で買えば世界株式ファンドになりますが信託報酬は?
ニッセイTOPIX :0.154%
ニッセイ外国株式 :0.1023%
ニッセイ新興国株式:0.2079%
上記3ファンドを上の地域割合でブレンドすると平均信託報酬は0.1476%となり、世界株式ファンドの方が0.033%分低コストになります。

ニッセイは何故こんなに割安のコストで世界株式ファンドを設定しているのでしょうか?
これは単にライバルとなるeMAXIS slim世界株式と競争上同一コストに設定せざるを得なかったからでしょう。
人気がある同一信託報酬のeMAXIS slim世界株式(オール・カントリー)における新興国比率は直近で約13%ですから、新興国比率がその約3倍となるニッセイ世界株式はサービスコストで設定されているお得ファンドなんです!

実はeMAXIS slimにも世界株式(3地域均等型)があり信託報酬も同一ですが、これは単純に割合が33.3%でコスト的にはオールカントリーよりも有利になるものの日本株割合が33.3%を占めると使いにくいし、新興国も40%のニッセイには劣るので調理材料には使いません。(こちらが好みの方はどうぞお使い下さい。)

ざっくり言えば、単独で新興国インデックスに投資すれば0.2%掛かる信託報酬がニッセイ世界株式を通じて新興国に投資すれば約半額の0.11%で済んでしまうのがミソです!
後は名目GDP比を無視して、自分が好むブレンド割合になるまで3種類のスパイスを振っていきます。
(尚、スパイス部分はニッセイに変えてeMAXIS slimを使うのも同コストなので可)

40%では新興国成分が足りないというアグレッシブな人は新興国インデックスを追加していきましょう。
多くは新興国40%は割合高すぎると感じると思うので、先進国や米国単独のインデックスを追加していき新興国の割合を下げていきましょう。
13%まで下げるならeMAXIS slimオールカントリーを素直に買った方が面倒なく良いと思います。

オールカントリーの比率より高めで新興国に投資したい人は同信託報酬のニッセイ世界株式をブレンドしながら新興国比率40%以上でも以下でも自由自在です!
特に新興国比率を40%以下に抑えたくて先進国インデックスのスパイスを振っていく場合は信託報酬0.10%をメインの0.11%に混ぜていくことになるので平均コストは0.10%に近づいていくことになり人気のオールカントリーより低コストになります!

逆に新興国比率を上げて40%から50%にする場合を考えます。
ニッセイ世界株式に100万円を投資する場合は新興国に40万円が投じられることになるので、スパイスとして新興国インデックスを20万円分追加すると総投資額120万円に対して60万円の50%が新興国比率となります。
実はこの場合にも同じ新興国マザーファンドを買っていることになるのですが、世界株式と新興国の信託報酬に倍近い開きがあるので加重平均すると新興国分の信託報酬は0.1456%まで下がり、全額を新興国インデックスに投資した場合の0.2079%より遥かに低コストで投資が可能になるのです!

これらが新興国投資のメイン材料に「ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」を使う理由です!
名目GDP比なんてどうでもいいのですけど(!?)、新興国割合が高くても競争上で他社の世界株式ファンドと同コストに抑えていることをミソにして自分好みに上手く料理して、地域別インデックスのスパイス振って好みのブレンドに仕上げると新興国投資を低コストに行えるのです!

名目GDP比でブレンド設定した運用側は意図してないと思いますが、こういう邪道な使い方もあるし投資家の自由ですね!?
(因みに私は日本株比率が邪魔である等の理由で実行していないし今後もやるかはわかりません!?)
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posted by 韋駄天太助 at 12:21 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月09日

いいとこ取りのイケイケ上昇で始まった2021年相場!ダウも日経もビットコインも!?

2021年の相場が始まりましたが凄い勢いで上がっていますね。
上がる理由をとにかく探して少しでもあれば上昇で反応するような「いいとこ取り」の相場が昨年と変わらず続いていますね。

トランプが最後の最後まで失点を重ねてくれたので事前予想に反して民主党が上院でも多数派を奪還してトリプルブルーを達成しました。
上院は共和党が多数派を握ることによりバイデンの反市場的な政策が抑止されるという前提で株価は上昇して来た筈です。
しかし、トリプルブルーを達成したらそれはそれで好感して(ハア?)、NASDAQは一時的に下落したものの結局は世界的に市場が上昇するという「いいとこ取り」がまた再開しました。

これは昨年の大統領選の時にも見られました。
前評判の良くないバイデン当選予想に反してトランプが善戦して均衡し始めるとトランプ再任期待で上昇!
やっぱりバイデン優勢となるも上院は共和党が握り程よく緩和されるとの期待で上昇!
トリプルブルーの可能性が浮上してもそれはそれで大規模な財政政策等良いこともあるとまた上昇!

どう転んでも上昇とまるで好材料を無理矢理探し出し作り出し正当化するみたいなふざけた相場!?
市場が効率的と頑なに信じて疑わない人はこの現象をどう説明するのでしょうね?

NYダウも31000ドルを越えて、日経平均も2営業日で1000円超上げて30年5カ月ぶりの28000円台を付けました。
ビットコインが2020年末に3万ドル一歩手前まで上昇して、年始に3万ドルを超えたと思ったら10日も経たずに4万ドルを越えてしまいました。
昨年12月10日頃は1万8000ドル付近なのでたった1カ月で2倍超ですね。
もう滅茶苦茶ですね(笑)。
数日で50%超下落しても全く驚きません。

年始は少し上げた始まった方が気持ちもそりゃ良いのですが、ちょっと怖いほどの上昇で手放しでは喜べませんね。
例年も年始は資金流入が期待されて上げやすい傾向にあると思いますが、今年は過剰流動性が輪を掛けて異常な上昇を演じているように見えます。

一方でコロナ感染は拡大の一途で日本でも年始早々から首都圏中心に緊急事態宣言が再発令されました。
世界では英国を中心に新種コロナの感染も拡がり始めていますが、頑張ってワクチンを開発したのにそれをあざ笑うかのように登場してくるタイミングは単なる偶然で、人類の英知により早期にパンデミックを抑え込めると期待して良いものでしょうか?
2021年も2020年に引き続き(上昇か下落かを置いておいて)難しい相場になるムードが新年から漂っているように思います。

取り敢えず、「失われた30年」を取り戻す日経の上昇は新年から誠に目出度いですなーと言っておきましょう。
28000円の往って来いで当時生まれた赤ちゃんが俺ももう三十のオッサンで最近は腰が痛いとオヤジギャグをかまし始める程の長い長い年月が掛かりました!?
ここからたった7%上昇すればなんと日経3万円ですが、今月や今年中に見られるのでしょうか?
令和の足場をしっかり固めてゆっくり行こうね、でなけりゃ30年前の3万円台の二の舞でまた失われる!?

今年もお付き合いよろしくお願いします。
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posted by 韋駄天太助 at 23:43 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月30日

コロナ禍の2020年が収束しないまま暮れてゆくが株価は絶好調の1年!?

本日の大納会で日経平均の2020年終値も決まり、本邦投資家にとっても今日が今年の締めくくりという人も多いと思います。
昨日は受渡日が年をまたぎ来年度のNISA枠が使えるので待ちきれない人も沢山いた影響も大きかったのか(?)700円以上も上昇して27000円を越えました。
バブル期以来「失われた29年」ぶりの高値となる快挙です!?

大きなバッドニュースが出なければ日経平均が27000円を死守して2020年を締めくくるでしょう。
いやー、2020年は目出度いめでたい順調な一年でした!ってそんな訳ないだろ!

でも、1年前からタイムスリップして来た人がまず株価を見ればきっと平穏で好調な一年だったんだねと信じて疑わないでしょう。
ところでほほ全員がマスクしてるけどインフル大流行中ですかねと!?

コロナショックで3月19日に日経平均は16358円の安値を付けました。
これは2014年から2016年頃の水準まで巻き戻されたことになるのですが、そこから1万1千円を9カ月で積み上げて29年ぶりの高値まで上昇しました。

NYダウは3月23日に18,213ドルの安値を付けました。
これは2016年にトランプがサプライズ当選した日の終値18,332ドルを図ったかのように一瞬下回りました。
コロナショックはトランプノミクスで3年半上昇して来た株価を一瞬で奈落の底に突き落としました。
そのトランプはコロナで失点を重ねたこともあり大統領には再任されずバイデンが選ばれ、3月の安値から12,000ドルも積み上げて30,000ドルを越えています。
結果として、コロナはトランプ阻止のため直接間接に襲い掛かり目的を達成したようにも見えます!?

確かにダウが3月毎日1000ドル安とか2000ドル安とか狂ったように下落していった光景は今年のことだったかと少し遠くに思えます。
しかしながら、現実世界ではコロナ禍の真っ只中にあり何ら収束を見せずに日本でも世界でも拡大中であり危機は去っていません。
ワクチン期待はあるものの来年も収束を見せるのかは未知であり、低金利・金融緩和で世界が日本化して債券が金融商品としての魅力を失い、行き場を失ったジャブジャブ資金が株式市場に流入を続け実体経済とは乖離しリスクも過小評価して、音楽が鳴り止むまで踊り続けるしかないという状況にも見えます。

「withコロナ」なんて言うと「プチ贅沢」みたいで可愛らしいですが、コロナはコロナだから「withインフル」と同じで何も可愛くない!(いやプチ贅沢も別に!?)
感染が食い止まり「aferコロナ」が視野に入って初めて使うべきワードであり、来年も厳しい「コロナ禍」の中でスタートして長く付き合い続けることは間違いないでしょう。

でも、コロナという厳しさに耐えた後で「失われた29年」を取り戻す日経平均の高値があり、恐怖で放り出したまま逃げなかった者達には褒美が待っていたと言えるのかも知れませんね。
人生も相場も山あり谷ありですが、だからと言って29年の谷に付き合う必要はないけど!?
2021年が真の意味で日本と世界がデジタルたけではなくトランスフォーメーションしながらコロナ禍から立ち直っていく一年となりますよう。

今年の更新は最後になります。お付き合い頂き有難うございました。
良いお年をお迎えください。
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posted by 韋駄天太助 at 12:09 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月28日

楽天モバイルはドコモのアハモ官製値下げに負けず生き残れるか?一年無料利用での見極め方!

NTTドコモがアハモという新メニューを発表しましたが、明らかに楽天モバイルの提供条件を意識しながら、データ無制限に対して月間20G、通話無制限に対して5分まで無料と若干劣るものの月額税抜2980円で楽天と同額まで引き下げてきました。
これはサプライズでしたが、おそらくNTTグループによるドコモ完全子会社化についてお上に事前承認を得る過程で交換条件的に約束させられたものと推測されます。

そもそもNTT分割はかつて通信業界に競争を促すために政府が決めたことなので、世界と戦うためという名目で再結集することに政府の了解を得るためには大きな痛手も飲まざるを得ず、政府とNTTが裏で握った結果として菅要望を汲んでアハモが登場したと(妄想含む)推測されます。
提供条件ではまだ上回っているとはいえ、同料金で大容量の無料5分カケホ付きを業界最大手に出されては楽天モバイルにとって厳しい環境になったとことは事実だと思います。

事前に発表しながら料金で下回られたソフトバンクもほぼ同条件での追随を発表したし、KDDIも1月にもおそらく横並び2980円で追随発表すると予想されます。
あまりにも後発過ぎる楽天にとっては料金でのリードは是が非でも守りたいところでしょうが、最初から目一杯背伸びして無制限2980円を出しているのでこれ以上の値下げは損益分岐点700万契約(三木谷氏発言)の更なる上積みが必要になり、もしアハモが追随値上げして来たら本当に詰んでしまうかも知れません。
(ドコモの2980円を想像できなかった我々にドコモの更なる追随値下げがないとは断言できない訳で)

私は単純値下げよりも楽天経済圏でのモバイルとの組み合わせによるポイント還元を強化した実質値下げで対抗すると推測します。
今でもモバイル契約者は楽天市場利用で+1%還元になりますが、例えばダイヤモンド会員なら月〇百ポイント還元とか楽天他サービスで金を落としている客にモバイルの実質値引きを手厚くすれば、ドコモには対抗しようがないので追随されません!?
並行して値下げよりもまずは自社基地局展開を地道にかつスピーディーに展開することでしょう。
auのローミングに頼っている限りはキャリアに成り切れていない訳で、3キャリアと対等に勝負する土俵にすらまだ立てていない訳です。

さて、楽天モバイルは現在も1年無料キャンペーンを継続中ですが11月時点で契約申込数が179万人と公表しました。


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posted by 韋駄天太助 at 13:25 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月21日

外国株の損益計算には架空の申告用為替レートで利益圧縮・損失拡大の節税となり有利!?

随分前に取得した中国株の個別銘柄が一般口座に残っていて年内に売却する予定ですが、損益計算は自分で行い申告しなければなりません。
取得時の古い情報は紙でしか残ってないので引っ張り出して来て取得価額は再確認したのですが、取得時も売却時も適用される為替レートがわかりにくいので再整理しておきます。

「株式譲渡は、約定日の為替レートを使い、売却価額はTTB、取得価額はTTSで換算する」のがルールです。
TTBとTTSの中間にTTM(仲値)があり、実際の為替レートであるTTMとの差が上下のスプレッドになりますね。

中国株の香港ドルではわかりにくいので米国株の米ドルに変えて話をしますが、では確定申告で実際にはいつ時点でどのTTSとTTBを使えば良いのでしょうか?
マネックス証券の説明では以下になります。
確定申告の損益=(米ドル建ての売却時の受払金額×売却約定日のTTB為替レート)−(米ドル建ての購入時の受払金額×購入約定日のTTS為替レート)

初歩的な間違いとして、米ドルベースの損益に売却時の為替レートを掛けて損益だけを円換算して申告するのは論外です!
大手ネット証券では入出金レートのスプレッドが25銭に設定されているのでこれを確定申告にも使いたくなりますが、これを使わなきゃいけないと思っている人は損をします!

マネックス証券の場合はスプレッド1円の米ドル評価用為替レートが日次で公表され、これを確定申告にも使えます。
確定申告用の損益がいくら変わってくるのか概算してみましょう。

わかりやすく購入時も売却時も変わらず1ドル=100円として、1万ドルで買った株が2万ドルになって売却するとします。
<スプレッド25銭の場合>
2万ドルxTTB(100-0.25)−1万ドルxTTS(100+0.25)=99万2500円の利益
為替レートが変わらず実態は100万円の利益ですが、入手金レートを使っても7500円分の利益を圧縮して確定申告が出来ます。

<スプレッド1円の場合>
2万ドルxTTB(100-1)−1万ドルxTTS(100+1)=97万円の利益
米ドル口座の残高は同一なのに、評価用レートを使えば利益を3万円も圧縮して確定申告が出来ます。

課税を丸めて20%とすると、
(30,000円−7,500円)x20%=4500円の節税になります!(もちろん合法です!)

評価用為替レートと表記しているのはマネックス証券だけで、SBIや楽天も見てみたのですが詳しい解説までは見つけられなかったので同様だとは思うのですが、以下はマネックス証券に関しての話です。

特定口座の損益計算にはこの評価用為替レートが用いられているので入出金時とは異なるスプレッド広めのレートを一般口座の計算に用いることに何ら問題はないし、入手金レートを使えば特定口座よりも損益で不利になってしまいます。
外国株の配当金の税金計算にも評価用為替レートが用いられて、通知書には「税額計算用為替単価」とか「申告用為替単価」と表記されて顧客の税金減となる有利なレートが使われ、この金額が税務署に報告されている筈なので譲渡益の損益計算にも堂々と使えば良いのです。

実際には米ドルや香港ドルで持ち続けている限り、購入時や売却時の為替レートなんて何の意味もなく円ベースで架空の利益と税金を計算して納めるだけです。
中国株の香港ドルは入手金の為替レートで既に1%以上のスプレッドが設定され、評価用為替レートのスプレッドはそれよりも大きいので税金計算上は米国株より更に有利になります。

外国株の個別株は売買手数料が高めですが、上の例のように為替適用の有利さで5千円前後の節税が出来ればむしろお釣りが来るケースもあるし、申告用為替レート適用のメリットに着目する人は少ないですが「小さくない節税効果」はもっと強調されても良いと思います。
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posted by 韋駄天太助 at 12:20 | Comment(2) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする